ツアー・オブ・ジャパン堺ステージのアツイ一日(3)

 

自転車ロードレースの国際レースであるツアー・オブ・ジャパンの堺ステージの体験レポート、第3弾はレースを離れて会場の様子をお届けします。(第一回第二回
この堺ステージは、ユネスコ世界文化遺産である百舌鳥古市古墳群の中でも最大の墳墓である大仙古墳(仁徳天皇陵)に隣接した大仙公園のぐるり一周する形でコースが設定されます。午前中は堺ステージと同じコースを使った堺国際クリテリウムがあり、午後から堺ステージが開催。その合間には堺クリテリウムが開催と、コース上では常にレースが開催されているような状態ですが、大仙公園内の催し広場には、特設ステージや選手ピット、自転車関連のブースやキッチンカーも並び賑やかなフェスティバル会場となっています。

 

■企業ブース

▲SHIMANOブース。

 

まずは企業ブースを巡ってみましょう。
当然のことですが、自転車関連の企業がブースを出しています。地元堺ということで、世界的自転車パーツメーカーのSHIMANOさん。
公式オンラインでも扱っている製品の展示ということで、ヘルメットやシューズに、自転車パーツの展示が行われていました。やはり自転車ファンの方がこられているのですか? とスタッフの方に聞いてみると、
「もちろん自転車ファンの方も来られますが、一般の方も多くこられていて興味をもっていただいています」
とのこと。

 

▲SHIMANOの新製品シマノ105の展示。

 

目玉製品はコンポーネントのシマノ105とのこと。シマノ自転車博物館の取材で教わったことですが、SHIMANOではパーツ単体ではなく、関連パーツをセットにしています。シマノ105はその中でも本格入門用パーツに位置付けられているもの。

 

▲iRC井上ゴム工業(株)さんのブース。

 

1926年創業で、自転車ゴムタイヤを起源とするiRC井上ゴム工業(株)さんのブース。ほぼSHIMANOと同時期に出来た、歴史ある企業ですね。サポートチームのTEAM EURASIA iRC TIREの監督橋川健さんは、前回紹介したツアー・オブ・ジャパン出場選手の橋川丈選手のお父さんにあたります。

 

▲パナソニックさんのブース。

 

パナソニックからは、電動バイクXEALTの試乗コーナー。電動アシスト機能がついたバイクというと、いわゆるママチャリ、生活自転車のイメージが強かったのですが、スポーツバイクもよさそうですね。

 

 

▲Champion Systemさんのブース。

 

Champion Systemさんは、ジャージなどオリジナルデザインのスポーツプロダクトを完全オーダーで製造販売しています。オリジナルデザインのウェアで走れば気分もいいでしょうね。
自転車本体だけでなく、関連グッズのブースもあって自転車ファンならずとも深みにはまっていきそうです。

 

■団体ブース

▲シマノ自転車博物館さんのブース。

 

こちらは取材(記事)でお世話になったシマノ自転車博物館さんのブースです。ブースでは博物館の写真展示が行われていました。この日は博物館は入場無料で開館時間も延長されていました。素晴らしい博物館ですので、ご来場の皆さんにはぜひ足を運んでほしいですね。

 

▲堺自転車のまちづくり・市民の会さんのブース。

 

堺自転車のまちづくり・市民の会さんのブースでは、自転車マナーのクイズを実施。こちらはボランティア団体として啓発活動をおこなっているそうです。

 

▲公益社団法人市民自転車学校プロジェクトによる自転車教室。

 

市民自転車学校プロジェクトさんは、「遊びながら学ぶ」デンマーク式の自転車教室を開催していました。これは訓練ではなく、ゲームの中でクリアするハードルを少しずつあげていくことで成功体験を積み重ね、自立にむけて競争ではなくお互いを尊重しながら自転車文化を学んでいくというもの。

団体関連のブースとしては、自転車本体から少し広げて自転車文化を楽しむことができるものが多いような印象でした。

 

 

■フード

 

 

 

こうした野外イベントで何が気になるかというとフード。ツアー・オブ・ジャパン堺ステージの場合、午前中の堺国際クリテリウムを含めるとお昼またぎのイベントになりますから、ランチは必須です。結論からいえば、心配無用。むしろ地元堺で名前を知られる煮干しらーめんうさぎさんからスイーツまで多くのキッチンカーがありフードを楽しみのひとつになりますね。

 

■公式スペース

コース沿いで直接レースの様子を観戦されている方が多いのですが、催し広場にも大型モニターがありレースの様子をライブで見ることができます。

 

 

 

選手ピットには、選手たちをサポートする各チームのチームカーが並んでいます。このスペースには選手も顔を見せてファンとの交流を楽しんでいました。

 

ともかく人が押しかけていたのは大会グッズ売り場。ジャージやグッズなどを手に入れようとする人たちで行列が絶えない様子でした。

 

ツアー・オブ・ジャパンは、レース以外の部分でも、ロードレースファンなら十二分に楽しめるイベントといえそうです。
閑話休題。さて、次回はいよいよ堺ステージのレースが始まります。栄冠をつかむのはどのチームの誰なのでしょうか??

第四回へ続く)

 

 

ツアー・オブ・ジャパン公式サイト
ツアー・オブ・ジャパン堺ステージ公式サイト

 

 


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