狐の啼く森3 「聖神社」
陰陽師・安倍晴明出生伝説のある泉州「信太の森」と、晴明の父・安倍保名終焉の地とされる北摂「信田の森」。伝説の中の存在とされる保名の墓守りの家系という信田修次さんと出会ったことからはじまった、二つの森を巡る旅 […]
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「信太妻」で知られる陰陽師・安倍晴明出生伝説の地は和泉市の「信太の森」とされています。 しかし、「信田の森」は北摂の能勢町にもあり、そこは晴明の父・安倍保 […]
今回の取材は勘違いから始まりました。 「行基のまち」を訪ねる目的で、行基開山の能勢妙見山で開催された「山の日フェスタ」で天然記念物のブナ林を案内してくださった「ブナ守の会」副会長の信 […]
ご近所さんが足しげく通う三宝町の酒場「川内」は、店外に「アサヒビール」や「長龍」の看板が出ているちょっと不思議なお店です。店内も古い映画のポスターもあってレトロな印象ですが、インテリアの域を越えている印象。はたしてこのお […]
堺生まれの僧・行基ゆかりのまち木津川市を、地元の地域史研究家・中津川さんらの案内で行基の足跡を訪ねる旅。前篇では行基の作った四十九院の中でも、数少ない今に残る北岸の泉橋寺にまつわる話を取り上げました。 西暦740年(天平 […]
奈良の都を出て一路北へ日本海へと続く道は、東より西へ伊賀の高原に端を発して淀川へと流れ込む大河・木津川を越えなくてはなりません。1300年近くも昔に、この川、この道に橋をかけたのが、堺出身の僧・行基でした。 行基の伝説が […]
茶の湯においては裏の仕事だった「炭」は、千利休によって表に出され、茶の湯という総合芸術の中に組み込まれました。「菊炭」が、その姿を保ったまま白い菊となり、最後に灰となって崩れ落ちる様は、時の移ろいを感じさせ […]
オレンジ色の炎が黒炭から湧きあがって炭肌を焼き、黒炭は姿を保ったまま白化していきます。 この炭は、能勢菊炭。断面があたかも菊の花のような放射線状の文様を描くことから、その美しさを茶聖・千利休に愛 […]
貧しい民衆のために灌漑事業に取り組み、国の法を破ってでも街中での布教活動を続けた僧・行基。事業と同時に建築事務所兼修行道場として建てた院は、記録によれば四十九院余になりますが、行基開基の伝承が残る寺院は北日本から南九州ま […]
土の匂いが、その人からはしたのではないでしょうか。 日本史には必ず登場する僧・行基は、奈良の大仏造立に協力し、また貧しい人と共に多くのため池や橋を作った人物です。宗教家としての枠には収まらない、日本の僧侶としては他に類を […]
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