白壁に日差しが照り付ける7月。瓦屋根の影も一際くっきりとしているよう。古い町並みが残る一角にある町家歴史館山口家は、400年の歴史を経た堺の庄屋さんのお宅が寄贈されたもの。「建て倒れの堺」らしい暮らしぶりが伺えるこの山口 […]

和風庭園というスタイルで、野生種をメインテーマとして扱うという他にはない特徴をもった「浜寺公園ばら庭園」。特徴はそれだけではありません。「浜寺公園ばら庭園」は学術的にも重要な役割を担っていたのです。そのキーワードは、「絶 […]

5月の陽の光を受けて、バラの花びらは一層鮮やかに輝いてました。 ここは「浜寺公園ばら庭園」。堺市民にはちんちん電車の終着駅名として馴染みのある浜寺公園にあり、毎年5月～6月のシーズンにローズカーニバルが開催され人気を博し […]

海はずっと堺にとって身近な存在でした。古代から中世、近代も。 海は堺と大陸をつなげ、このまちに異国の風を運んできました。 しかし、巨大な埋め立て地と工場群が出来て以降、まちから海は遠ざかり、堺のシンボルとして愛されている […]

白い木製の燈台は、堺市民には馴染みのまちのシンボルです。小学校の時計台に、市政100周年の際に作ったマンホールの蓋に、和菓子のモナカに、様々なもののデザインモチーフとして採用されています。 この旧堺燈台の中を見たという人 […]

「今年もホタルが出ましたよ」 そう電話がかかってきたのは、梅雨を前にした5月の頃。電話の主はホタル研究家の岡本欣也さんでした。岡本さんは、戦争直後に近くを流れる百舌鳥川やジデンジ川で川遊びに親しんだ子供時代を送りました。 […]

堺市中区の「陶器」という地名は、日本の須恵器発祥の地であることに由来しています。それはかつてこのあたりの土の質が良く、登り窯を築くのに丁度いい丘陵の地形だったからです。 その起伏のある地形の上り坂、下り坂を越えて野の草に […]

観光客でにぎわう『さかい利晶の杜』と道を挟んで隣接する『利休屋敷跡』。かつては無粋なフェンスに囲まれ、雑草の茂る空き地だった場所が、利休が産湯をつかったとも言われる井戸も綺麗になり、石碑が建てられ整備されました。 この利 […]

■清酒の瓶詰めは堺から始まった－－   なんて、みなさまご存知でした？ なんでも明治～大正時代まで堺の製造業トップだったのは酒造業だったそう。 堺に住んでいても知らなかった方、多いのではないでしょうか。 かく言う私もそう […]

◆世界文化遺産登録に向けてがんばっている、あの古墳や 方違神社、レトロな旧天王貯水池など、 歴史の深さが隣に寄り添う、「けやき通り」のまちなみ 名前の通り緑豊かな”けやき”が目にやさしい「けやき通 […]