2013年に『紙カフェ』からスタートしたボサノバ歌手SATOKOさんの『カフェ・フェリシタージ』が、また『紙カフェ』に帰ってきました。おしゃべりを真ん中にすえた不思議なライブ空間も、初回は書道家とのコラボ、二回目はカードを使い、そして今回は宮古島から応援団と共に、堺に沖縄の風が運んできたのです。
その様子をレポートいたしましょう!
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▲堺出身のSATOKOさんが、東京へ出たのは19年前。ガンになったのが8年前。最初は体調不良で風邪かと思い受診して発覚したのだそうです。 |
▲幸いにも抗がん剤治療が劇的な効果をあげ、SATOKOさんは生還しました。その時音楽や茶道の精神が支えになったことが、この『カフェ・フェリシタージ』に繋がっています。
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今回のライブの相棒は宮古島のマサオさん。2人のギターで様々な演奏をこなします。SATOKOさんのガンが発覚したのは、初めての宮古島旅行の後で、再訪を計画していた最中のことでした。闘病中に天から降ってきたように生まれたのが代表曲ともいえる『宮古の風』です。
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▲マサオさんは「三線弾きじゃないけど」と言いながら、スタンダードな名曲『てぃんさぐぬの花』を披露。 |
そして宮古島からもう一組、詩人の平良加代子さんと、ドラム奏者の下地真喜子さん。
実は真喜子さんからSATOKOさんに打診があったのをきっかけに、加代子さんの詩にSATOKOさんが曲をつけて沢山の歌が生まれました。
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▲「平良加代子さんの詩は色彩感覚が綺麗」とSATOKOさん。『いろとりどり』『サンダーソニア』などを熱唱。 |
▲東京のサンバチームでも活躍していた真喜子さん。
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“舌”にも美味しいサポーターが登場! 『宝泉菓子舗』の前田崇之さんが、沖縄をイメージしてオリジナルの生和菓子を作ってくれました。
海や空の青さ、グリーンが映える美しいお菓子です。
「とくに名前のないお菓子ですが、『一期一会』と名付けましょうか」
前田さんの言うとおり、”今、ここで”の出会いを大切にする『カフェ・フェリシタージ』にこの千利休の言葉はぴったりです。
今回も賑やかににこやかに過ごせた『カフェ・フェリシタージ』。
「自分自身でもちょっとハードルをあげてみました。毎回成長したいですし」
というSATOKOさんは、これからも新しいことに挑戦しつづけます。
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