SHOP

ケーキハウス リバージュ

00_rivagueZ_face01.jpg
▲リンゴ一個をまるごとバームクーヘンで包んだ「アップルクーヘン」。

 

甘い美味で幸せな気持ちになりたいのなら、堺市の海沿いを走る幹線道路26号線を南へ。大きなガラス張りとワインカラーのレトロモダンな建物が見えてきたら、そこはケーキハウス「リバージュ」です。
00_rivagueZ_face02.jpg
▲リバージュ鳳店。会社名のマツヒサは諏訪ノ森駅前で誕生した当時の店名です。

 

「リバージュ」は、かつて白砂青松で知られた浜寺・諏訪ノ森駅前で誕生したことから、フランス語で海岸(リバージュ)と名付けられました。
他よりも少し大ぶりなケーキなどで人気のリバージュ。そのちょっとお得なケーキのルーツは、創業者八木守さんの想いへとさかのぼります。
■甘い幸せを
昭和一桁生まれの貧しい家庭で八木さんは育ちます。
お菓子も乏しくめったに口にできなかったからこそ、「甘い物」への感動が、八木さんを菓子職人の道へと駆り立てたのでした。
菓子職人の修行に人一倍励んだ八木さんは、厳格な師匠にいち早く認められ独立します。しかし、独立後の道は平坦ではありませんでした。
最初は卸し専門で、自宅兼工場から自ら天王寺まで商品を運ぶ日々。紆余曲折があり、1971年諏訪ノ森駅前に「マツヒサ」として誕生。その後、「ケーキハウス リバージュ」に改名し本店を鳳に移転します。
01_rivagueZ_onchi02.jpg
▲スタッフの恩智克枝さん。
諏訪ノ森時代からのスタッフ・恩智克枝さんの思い出に強く残っているのは、恩智さんがカウンターでラッピングなどをしている間も、裏の工場から笑い声が絶えなかったこと。
「笑い声と一緒に、いつのまにかお菓子が大量にできあがってくるんです」
01_rivagueZ_rapping01.jpg
▲ラッピングには繁栄を意味する豊穣の葡萄。
人一倍食に対する思いが強いから、食べ物で笑顔になって欲しいと八木さんはいつも考えていたようです。
「職人がおなかをすかせたまま帰ろうとすると、『ご飯を食べていけ!』と言って引き留めたりしたものです」
「リバージュ」のケーキが大ぶりなのも、食に対する愛情深さの現れから。
「もともとは大型のケーキをカット売りしていたんですが、今では大ぶりサイズと通常サイズの2サイズで販売しています」
■”もの”ではなく”こと”を売る
ケーキは人々の生活の中で特別な記憶と結びつきやすいものです。
「お誕生日やお祝い事の場面にケーキは登場します。私たちは皆さんの思い出の中に参加させていただいているんです。だから、スタッフにもよく言うんです。私たちは”もの”を売っているんじゃない。”こと”を売っているんだ、と」

 

02_rivagueZ_decocake01.jpg
恩智さんは長年スタッフの教育も担当してきました。
「当時は電話口でスタッフが名乗ることも少なかったのですが、取引先の業者で素晴らしい電話応対をされている所があり、それをまねて『リバージュ、○○です』と名乗らせる所からはじめたんです」
良い物は躊躇せず取り入れました。
「大手ファーストフード店のマンガで描いた接客マニュアルが売っているのでそれを購入して勉強したり。お客様の動線と、それに対する対応、注意事項を整理して最初は手書きのマニュアルでした」

 

02_rivagueZ_staff01.jpg
▲見本になるようなスタッフもいるけれど、スタッフみんなでいい仕事をして欲しい。みんなで「リバージュ」。

 

一方でマニュアルそのままの仕事を求めているわけではありません。
「まだまだ進化の途中ですから。リバージュのマニュアルは、スタッフ達がはじめて仕事をする時に必要なだけで、お客様にご迷惑をかけないようにとか、仲間同士が効率よく働けるルールのようなものですから、決してお客様に満足いただけるものではありません。脱マニュアルで、各スタッフがお客様とのつながりを大切にし『おもてなし』の心で、人としても成長して欲しいと願っています」
かつてマニュアル作りに腐心した恩智さんは、今度は脱マニュアル化が必要だと考えています。

 

02_rivagueZ_anpanman01.jpg
▲お客様、スタッフ、そして取引先の業者さんも含めて三者がみんなが喜んでほしい。

 

■大樹にへと
お菓子を通じて堺を知ってもらおうと、堺にちなんだお菓子もたくさん開発してきました。名前も親しみやすい名前を考えています。
「バームクーヘンは年輪をイメージしているドイツでも縁起のいいお菓子です。『リバージュ』では『おおさかやさかい』という商品名で販売していましたが、改良した時に『大樹に(おおきに)』と名前も新たに進化させたんです」
03_rivagueZ_baum01.jpg
▲進化したバウムクーヘン『大樹に』。

 

駅前だった諏訪ノ森店から、移転した鳳でロードサイドへの店舗展開へとなっていきました。 これは、車社会へと時代が変化していく中で、色んな種類のお菓子を提供したいという想いと、カフェでゆったりと寛いだひと時を味わっていただきたかったからです。
03_rivagueZ_sakaigashi01.jpg 03_rivagueZ_sakaigashi02.jpg
▲古代日本で最大級の陶器製造地だった堺。中世では火縄銃の製造で名をはせ、当時の世界最高水準の技術力を誇りました。 ▲与謝野晶子や千利休にちなんだお菓子も。

 

「今は、インターネットが普及し、ご来店いただかなくてもご購入いただけるようにギフトはホームページで通販も行っております。また、メルマガやフェイスブックからいち早く情報発信し、お客様に身近に感じていただけるように取り組んでおります」
「リバージュ」のロゴマークには葡萄のイラストが描かれています。
これは、ぶどうがたくさん実をつめるので、実り豊かにという想いが込められたもの。
「リバージュが堺で生まれて43年目、振り返るとあっという間でしたがこれからも「大樹に(おおきに」という感謝の気持ちを忘れず持ち続けたいと思っています」
海岸沿いに幹線通りを「リバージュ」へ。色んな思いのつまった甘い美味があなたを待っています。
鳳店
堺市西区鳳西町1-78-9
TEL.(072)265-3115
営業時間
【販売】 9:00~23:00
【カフェ】 9:00~23:00
津久野店
堺市西区神野町3丁1-11
TEL.(072)275-0144
営業時間
【販売のみ】 9:00~22:00
忠岡店
泉北郡忠岡町忠岡中1-7-6
TEL.(0725)20-3678
営業時間
【販売】 9:00~22:00
【カフェ】 9:00~21:30
東岸和田店
岸和田市土生町5-3-32
TEL.(072)427-1456
営業時間
【販売】 9:00~22:00
【カフェ】 9:00~21:30

灯台守かえる

関連記事

Remodal

Remodalテスト

Write something.


PAGETOP

remodal