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May cafe(メイカフェ)

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▲手づくりベーグルのお店『May cafe』。堺東の駅から少し歩いた阪神高速沿いにあります。
■ヨーロッパ伝統の家庭パンを再現
オリーブの鉢植えを脇目に扉を開けると、穏やかな空気に迎え入れられます。
「もともとベーグルは好きじゃなかったんです」
堺東のカフェ『May cafe(メイ カフェ)』のオーナー・佐竹雅樹さんの言葉は意外なものでした。
手づくりベーグルのお店『May cafe』のオーナーがベーグルを好きでなかったとは。
「ところがニューヨークに行った時に出会ったベーグルの味は、日本で食べたものとまったく違ったんです」
粉っぽく感じていた日本のベーグルに対して、ニューヨークで食べたベーグルはもっちりとしていました。トーストしてクリームチーズを塗って食べるスタイルが主流で、コーヒーにぴったりと合いました。
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▲BLTサンドのベーグル。May cafeのベーグルはノーマルとセサミの2種類。ベーグルサンドは基本の5種類と期間限定の1種類で6種類の味が楽しめます。

 

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▲セットドリンクからエスプレッソを頼んでみました。コーヒーに合う『May cafe』のベーグルを食べて、ベーグルを好きになったというお客様も少なくありません。
カフェをオープンする時に、佐竹さんはカフェの目玉としてコーヒーと相性が良く美味しかったニューヨークのベーグルを出そうと考えます。
ところが、日本ではニューヨークと同じベーグルはどこにも売っていません。ベーグルの製法を教わりにいった所でも、佐竹さんの理想とするベーグルとは別物でした。
「パン作りに詳しい知り合いからアドバイスをもらって自分で作り方を研究することにしたんです」
元来、伝統的な家庭のパンであるベーグルは、製造方法も極めてシンプルなもの。理想のベーグルにたどりつくのに、それほど時間はかかりませんでした。
「気をつけたのは水の配分を少なめにすることぐらいですかね」
通常は55%~70%ぐらいの水の量を少なめにすることで、『May cafe』独特の「外はカリカリで中はもっちり」した食感が生まれます。
こともなげに言う佐竹さんですが、水の配分は季節によって気をつけなければなりません。
「冬場は定量通りでいいのですが、夏場は湿度が高いので、最初は水を少なめで粉をこねて、少しずつ調整していきます」
適量は見た目でわかるそうで、これは経験のなせる技でしょう。
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▲キッチンで作業中の佐竹さん。諸説ありますが、ベーグルはヨーロッパのユダヤ系の家庭が発祥。アメリカで人気を博しました。
「ベーグルはどう作ってもそんなに大差は出ないんです。材料も粉と塩、砂糖、水にイースト菌だけで、特別な材料は使っていません。作業中にお客様がいらっしゃって接客で手を止めたぐらいで出来が変わるわけではないんです」
ベーグルの仕込みの作業も全て営業時間内にやってしまいます。
「粉を練って丸一日おいて一次発酵をさせ、形を成形して二次発酵させます。発酵機を使えば数時間で発酵は済むんですけど、それだと早くできあがりすぎるんで、僕は使っていません」
ゆったりとしたペースで作業をすすめるのが、佐竹さんのスタイル。これは『May cafe』がお客様に提供したい最大のサービスとの関係しているのです。
■日本の外から見ると日本が良くわかる
「日本にいない時の方が日本の事がよく見えるんですよ」
佐竹さんは豊富な海外渡航経験がありました。
「若い内じゃないと出来ないだろうと思って、20代にワーキングホリデーで一年間オーストラリアで働いたんです」
日本人の観光客向けのガイドの仕事でした。
そして、帰国して社会人経験を経て、『May cafe』をオープンする前に同じ建物の3階でバーを始めると、お客様として訪れる英会話教室の講師の外国人たちと仲良くなり、彼らの母国にまで遊びに行くようになります。
ベーグルとの出会いも、そうした旅の一コマでした。
海外での交流を通じて感じた日本との違いは、たとえば休日の過ごし方です。
「海外の人達は休日をすごくゆったりと過ごすんです。みんなでバーベキューをしたりパーティーをしたり。日本の社会ではそういう機会が非常に少なくて、リラックスすることが必要だと感じました」
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▲バーとカフェの2店舗を切り盛りする佐竹さんですが、オンオフがきっちりしていて、昨年も2週間ほどアメリカを旅してきました。
佐竹さんが10代までの若い日々を過ごした故郷の堺東に店を出す時に考えたのは、地域の人たちにリラックスした空間を提供することでした。
「堺東には、ゆったりできるカフェが無いな」
無いのなら作る。メニューのニューヨーク風のベーグルにも共通する発想で『May cafe』が誕生しました。
5月にオープンしたカフェだから、『May cafe』。店名の由来はとてもシンプルです。
「5月は新緑の季節でしょ。意識的に緑を沢山置いているのもリラックスしてもらうためです」
カフェの良いところは、暑い夏に涼しく、寒い冬に暖かい所にいれること。『May cafe』は道路を挟んだ向こうに公園があり、居心地の良い室内で窓越しの緑も楽しんで欲しい。
新緑の季節のカフェという名前が、まさにこの店のコンセプトなのでした。
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▲1階の窓から土居川公園が見えます。 ▲カウンター席。テイクアウトをされるお客様は全体の1~2割ほど。

 

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▲ランチプレート(800円)。お客様の多くは、休日にランチをしにきて、のんびりと過ごされます。 ▲スープセット(700円)。主なお客様は20代以上の主婦層ですが、近くの泉陽高校の生徒がテスト期間中に来ることもあるとか。
■人と人をつなげるコミュニティスペースに
カウンター主体の1階に対して、『May cafe』の2階はテーブル席がメインでソファ席もあり、ゆったりと出来る空間です。
「今後はこのスペースを色んな人に提供出来たらと考えているんです」
個展やギャラリー、カルチャースクールなどに使用できるコミュニティスペースとして部屋貸しをしたい。そう考える背景には、バーやカフェをする中で色んな人に助けられたという思いがあります。
「人間関係を大切にしたい、人と人をつなげるのが大事だなと思っています」
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▲明るい光の入る2階席。音楽もリラックスできるものを選んでいます。 ▲ソファ席でゆったりと。
それ故に、70店舗もの堺東のお店が参加する第3回ガシバルにも、これまで同様参加します。
「正直、自分のことだけでいっぱいいっぱいの店は多いと思うんです。でも、地域のために参加したい。みんなが頑張っているんなら、力を貸したいと思っている人は少なくないんじゃないでしょうか」
第3回ガシバルのために特別メニューも用意しました。
「フード押しの店じゃありませんが、だからこそ逆に今回は特別なデザートを出そうと思っているんです」
特別なデザートはゆるーい『ふわとろプリン』。このプリンの製法も、ある知人に協力してもらったのだとか。
「前回は19時で店を閉めていたんで、遅く来たお客様を断ってしまったんです。今回は22時まで開けるので、どうなるか楽しみです」
堺に魅力が無くなれば、ただ人が住んでいるだけの街になってしまう。そんな危機感が佐竹さんにはあります。
「だから街が取り組んでいることにはなんでも積極的に参加したいんです」
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May cafe
堺区南花田口町1-1-9
TEL/FAX 072-228-1115
OPEN 11:30~19:00
LUNCH 11:30~14:00

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