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Sushi　榮

20120618

【セボン・ド・堺】

3月で開業4年目を迎えた、隠れ家レストラン「Sushi　榮」さんをご紹介します。

ご主人の嵯峨さんは、お父様の営む老舗の寿司店「栄寿司」で修業したのち、大阪市内にある有名寿司店４軒で勤められました。「自分の店は堺で持つ！」っと、地元愛が熱くこの場所にお店を開きました。

阪堺電車（通称：ちんちん電車）が走る大道筋、「花田口電停」から1本東に入った、菅原神社のすぐ北側にある、レンガ造りの建物を目指して下さい。特に夜がにぎやかな場所の周辺景色とは、一角だけ異空間という感じです。外観や内装の可愛らしさと意外性が女子の心をワシヅカミします。

▲レンガ作りの壁が印象的な入口。雑貨屋さん、と言っても納得の外観・・・。ご主人によると、昼間は喫茶店と間違って入って来られるお客様もいらっしゃるとか。

▲何ともお店の看板もキュートですね。

▲店舗内（出入口付近）

中に入ればこれまた一変。「洋」のつくりの中に「和」がしっくりと溶け込み、ボトルキープされた焼酎たちもおしゃれなディスプレイに見えます。

開店前のお忙しい時間帯、お邪魔しました。毎日木津市場から仕入れられた、幸せな魚たちはこちらです！

お寿司屋さんでカウンターに座るなんて、緊張してしまいますが、このように目の前に魚たちを凛々しく並べてあると『カウンターに座りたい！』っと、テンションがあがります。

シャープでキリっとした印象の嵯峨さん。その職人さんのイメージとは違い、終始穏やかに優しい口調で素人の私たちにお話してくださいました。

「シャリは関西、ネタは関西と江戸前両方揃えてあります。」
この違い、皆さんわかりますか？（ぜひ、ご主人に聞いてみてください）

あるブログで、「お魚をさばくたびにまな板を変えるのが印象的だった・・・」と書き込みがあったことを思い出し、ご主人に伺ったところ、
「例えばマグロのあとに、イカを切ったら、味が混ざるじゃないですか。それは気持ち悪くてどうしてもダメです。」と。
さらに、「性格なのか？汚いのは嫌いです！っ」と、きっぱり。お店の中をきれいにするのはもちろん、見た目や盛り付けも美しく！を念頭に置かれているそうです。

お昼にいただける、松花堂、ちらし鮨をご覧ください。
特に松花堂は、お弁当箱に入ったイメージがあったものの、真っ白な洋食器使いも、盛り付けに華やかさを添えていますね。お財布に優しいお値段で、お寿司だけでなく、「日本食」を本当においしくいただけるレストランに堺で出会えたこと、感激しました♪

ちなみにお店で人気のネタは「コハダ」と「マグロ」。「マグロ」は嵯峨さんご自身も好きなネタなのだそうです。
焼酎ブーム以来、お寿司に焼酎も人気で、確かに相性が良いそうです。でもはやりご主人のお勧めはビール、そして「日本酒」。
辛口と甘口が用意してあり、食材に合わせてアドバイスしてもらえるのが嬉しいところ。
最近では、ビールと同じ感覚でスパークリングを注文される方も多く、シャンパングラスを傾けながらお寿司を楽しまれるお客様も増え、ある年配の男性がお寿司以外のお料理に合わせて赤ワインを召し上がっていて、嵯峨さんも驚かれたそう。
しかし赤ワインはお醤油との相性もいいと聞きます。意外と和食とも合うのかもしれませんね。

▲これも修業のうち？お習字も修業中に習い、看板や各座席にあるお品書きも嵯峨さんが書かれてます。