フチ・ア・マ・ファソン
どうやら1年ほど前から、宿院付近にフレンチレストランが出来たらしい。
…と、ちらほらウワサが聞こえてくるのだけれど、一体どこにあるのか、皆目分からない。
「食べログ」などでも見かけるし、近くにあるのは間違いない。
でも、やっぱり見つからない。名前もなんだか読みにくい。なんだっけ、「フチ・ア・マ・ファソン」…?
「あっ!」
耳に入るキーワードのなかにあったのは、なぜか「蝉」。
どうやらトレードマークになっているらしい、店頭のオブジェを発見!
ここか~っ!
以前あったフレンチレストラン「Dan・mo(ダンモ)」の場所だし、外観そのまんま…。
どうりで気がつかない訳だよ~とひとり笑いつつ、扉を開けます。
内装もほぼ変わっていません。
ゆったりした間取り、先にあるのは、緑が清清しい中庭。
とにかく美味しいとのウワサなので、友人のバースデーランチにと、予約を入れてみました。
折角だしねえ?(←何が)
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ここで、フチ・ア・マ・ファソンのメニューをご紹介。
ランチ 11:30~13:30 ラストオーダー15:00
Menu A ¥2,400
オードブル
季節のスープ
メイン料理
デザート
自家製パン
コーヒー又は紅茶
Menu B ¥3,800 (前日までの予約のみ)
一皿目のオードブル
二皿目のオードブル
季節のスープ
メイン料理
デザート
自家製パン
コーヒー又は紅茶
Menu C ¥5,500 (前日までの予約のみ)
シェフお任せコース
記念日など特別な日にとっておきのランチを。
ディナー 18:00~21:00 ラストオーダー 23:00
Menu A ¥3,800
一皿目のオードブル
二皿目のオードブル
季節のスープ
メイン料理
デザート
自家製パン
コーヒー又は紅茶
Menu B ¥5,500(前日までの予約のみ)
一皿目のオードブル
二皿目のオードブル
季節のスープ
メイン料理
デザート
自家製パン
コーヒー又は紅茶
Menu Special ¥8,000~(3日前までの予約のみ)
シェフお任せコース
記念日など特別な日にとっておきのディナーを。
シェフお任せコースディナーは、お料理の内容も希望があれば相談に乗ってくれるそうです。
バースデーや記念日のケーキも、3日前までなら予約ができます。
そしてここに注意!
ランチ、ディナーともに5組限定です。予約を入れておいたほうが間違いないですよ。
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今回は奮発して、¥5,500のランチを頼んでみました。
アミューズ(突き出し)の後、アワビなど魚介がタップリ入ったオードブル(前菜)がどーん!
アワビがコリコリして、新鮮さが伝わってきます。魚介のエキスたっぷりのジュレも、たまりません。
敷いてある濃厚なソースと絡ませると全く違う印象に。
「計算し尽くされてる…」ただ事ではない一皿です。
続いてオードブル2皿目(!?)
オードブルなのに。前菜なのに。フォアグラ乗ってます。
お味がまた絶妙。全体的に薄味のようでいて、ソースにはしっかりとした主張を感じます。
でもお互いに喧嘩しない。素材とソースが、性格の違う、仲良し夫婦のよう。
季節のスープ、グラニテ(口直しのシャーベット)が間に入り、お待ちかね、メイン料理がどーん!
手前は兎肉でキノコを巻いたもの。奥は鴨胸肉のグリエ。
どちらも見た目と違い、とっても優しい味。じっくり、肉汁を逃がさないよう、慎重に火が入っているのが分かります。
付け合せの菜の花のほうがよほど自己主張あります。良い土ですくすく育った、良いお野菜です。
フチ・ア・マ・ファソンは、オーナーシェフ渕幸生さんと、奥さま範子さんの二人で切り盛りしている、真面目なお店。
フチは渕さんのフチ。ア・マ・ファソンはフランス語で「自分らしく」という意味なんだそう。
「自分を見失わないように、いつでも自分らしい料理を提供したい」という、渕シェフの熱い想いから。
最後のデザートは、特別にバースデー仕様。
ワインを2本空けた我々のテンションがさらに高まります。
「余裕があれば」こういったサービスもしてくれるのだそうです。ラッキーでした。
ありがとう、渕さん!
「たくさんの方にうちを知って頂き、足を運んで欲しい」と渕さんは仰いますが、
私は声を大にして言いたい。
「誰にも教えたくない!!」
フチ・ア・マ・ファソンをもっと知りたい方は、 「雑記帖」のページへGO!
仏蘭西料理 フチ・ア・マ・ファソン
〒590-0952
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