堺ブレイザーズ 鋼炎の男たちⅨ ～エール～
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強い風が、堺市役所前の市民交流広場に吹いていました。
その風にも負けない熱気を発しているのは、広場一杯のバレーボールV・プレミアリーグ男子「堺ブレイザーズ」ファンです。11月のリーグ開幕を控えた出陣式と激励会のため、広場にはLEDモニターを備えた特設ステージが設けられ、待ち受けていた選手が登場すると大勢詰めかけたファンから歓声があがります。
冒頭、藤田社長からの挨拶がありました。
「多数お集まりいただきありがとうございました。企業チームからクラブチームになって15年。こういう場で出陣式を開くことができました。これは堺市のみなさまのお力添えあってのこと。厚くお礼を申し上げたいと思います。11月から今シーズンがスタート、熱い戦いをくりひろげていきたいと思います。まさにこういう熱い思いがあるからでしょうか、今日は嵐が来ております。嵐の船出となりましたが、Vリーグ、天皇杯、黒鷲旗の三冠を目指してまいります。12月12日、13日と金岡公園体育館でホームゲームがありますので、応援は最大の攻撃と、ブレイザーズを応援していただければと思います」
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| ▲印東玄弥（いんどうはるや）監督。 |
次いで印東玄弥（いんどうはるや）監督の決意表明。
「昨シーズン4位という結果でしたが、それを踏まえて、何をすれば優勝できるのか、それを考えて選手も高いレベルの練習をしてきました。すべて優勝することを目標にチーム全員で走っていきます。これまでと変わらぬ応援をよろしくお願いします」
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| ▲激励に訪れた竹山修身市長。 |
この力強い言葉に応えるのは、竹山修身市長です。
「新日鐵時代から堺ブレイザーズの皆さんには、スポーツの振興、堺市のイベントに協力してもらっています。堺とブレイザーズは一体。私たち堺市民は堺ブレイザーズを応援しています。今季はぜひ優勝してもらう。15年の歩みを築いてきましたが、それを更に発展させていきましょう。私から皆さんにがんばってくださいと申し上げたい」
挨拶が終わると、選手たちは広場を囲むスポンサーブースに分かれ、ファンとの交流タイムがはじまりました。
ファンは選手と言葉をかわし、一緒に写真をとるなど楽しいひと時を過ごします。
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| ▲今季からキャプテンに任じられた千々木駿介選手と大阪のYNさん。「いっぱい試合見に行ってます。大阪と愛知で大会があるときは、全部応援にいってます。がんばってください！」 |
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| ▲堺市に引っ越してきたばかりのゆあちゃん。出耒田選手のファンです。「優勝してください」 |
昨季は怪我で満足な活躍が出来なかった伊藤康貴選手も、昨年まで体育館で行われていた出陣式・激励会との違いを楽しんでいるようでした。。
「市民交流広場でやったのは新鮮でお祭りみたいです」
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| ▲「いい練習が出来た。韓国遠征も良かった。昨ステージは十分に活躍できなかったけれど、今季はコートにいたい。しっかりコートに立って仕事をしたい」伊藤康貴選手。 |
例年は場所柄、どうしてもファンしか足を運ばないイベントになってしまうのですが、今年は駅前・市役所前の広場でのイベントとあって様子が違いました。賑やかな様子に引き寄せられた人たちが「一体なんのイベントですか?」と尋ねている姿が見られました。
まちの中心でイベントが開催できたことの意義を一際強く感じているのが、ノルウェーでのコーチ経験のある印東監督でした。
「ヨーロッパのクラブチームは市の広場でこういうことをするんです。堺でも出来てすごくうれしいです。人が集まるところでやるのを長年やりたかった。出来ればこれからも続けていきたいですね」
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| ▲「バレーボールも日々どのチームも強化を図っている熾烈な戦い」と印東監督。 |
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| ▲「ぜひ今季は優勝してもらわないと」と田村副市長、「（サントリーにお勤めだったので）サントリーの応援をしていましたが、今は堺ブレイザーズを応援しています」と強くおっしゃる狭間副市長。マスコットの我王を挟んで。 |
最後は、ワールドカップバレーでも応援隊として活躍したなおきさんが登場。今日は堺ブレイザーズの応援団長として激励のエールを送ります。
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| ▲なおき応援団長。最前列の子どもにお株を奪われ選手に慰められる一幕も!? |
嵐を吹き飛ばすような温かい出陣式・激励会が終わり、熱気あふれる広場を後にすると空気がひんやりとしていることに気づきます。夏から秋へと季節が移れば、いよいよアリーナスポーツ、バレーボールのシーズンです。いざ開幕!!
