祝え! ユネスコ世界遺産登録5周年~もずふる古墳の祭典(3)
あべのハルカスで開催されていた百舌鳥古市古墳群のユネスコ世界遺産登録5周年を祝うイベント。これまでは主に2階で開催されていた「みんなでもずふる5周年をお祝いしよう!」(以下、略称【みんふる】)を紹介してきましたが、今回の記事は9階で開催された「古墳とハニワと星月夜」(略称【星月夜】)の様子をご紹介いたします。(第一回/第二回)
■紙カフェ
【星月夜】は、あべのハルカスの催事会場の一角にありました。我らが紙カフェのスペースは、通路に面した中央にどんとありました。スタッフの方に伺うと、やはり売れ筋は『古墳キーホルダー』。そしてもずふるサブレが大人気とのこと。2日目には2階では売り切れてしまい9階から補充したそうです。もずふるサブレは堺東の丸善での販売以外は、受注販売かイベント販売とのことなので、こうしたチャンスは逃したくないですね。
訪ねた時間帯は、丁度お客様の波が引いていたタイミングだったようで、他のスペースにお邪魔してみました。いくつかのショップをピックアップしてご紹介いたします。
■CHUPRO
古墳グッズというと、ステーショナリー(文具)系やアクセサリー系がお馴染みですが、CHUPROさんは一味違うゲーム系の古墳グッズを販売していました。古墳ポーカーや古墳の神経衰弱で、遊んでいるうちに自然に古墳博士になれちゃうという優れもの。ターゲットは古墳ファンだけでなく、お知育玩具として子様向けグッズという側面もあります。
CHUPROさんのグッズは、古墳に限らず古代エジプトなど古代をテーマにしたグッズがあり、主に博物館で販売されているそう。堺では、さかい利晶の杜や百舌鳥古墳群ビジターセンターでゲットできるそうですよ!
■消しゴムはんこ chakka✽
消しゴムはんこ chakka✽さん。古墳の輪郭はシンプルなデザインなので、消しゴムはんことは相性がよさそうですよね。古墳イベントということもあり、作家さんも、そうしたリアルな古墳デザインの作品がキャッチ―かと思われていたそうですが、ふたを開けてみると上の写真のような可愛いキャラクターものが注目を集めたそうです。それはそれでわかる気もします。古墳シルエット系も使い勝手はよさそうなのですが、オリジナリティのあるキャラクター系は一期一会。出会ったタイミングでゲットしないと、次の機会が来るかどうかわからないですものね。
■陶芸作家 悦-etsu-
こちらも一味違う古墳グッズが目についた陶芸作家 悦-etsu-さん。陶芸作家さんということで、お皿やお茶碗も作られているわけですが、古墳関係などのオブジェもなかなかの人気なのだそうです。そもそもハニワは焼き物なわけで、相性がいいのは当然ですよね。作品の陶器の質感も他にはないもので、クオリティの高さが魅力の古墳グッズといえますね。
お話を聞いてるうちに、お客様の波が戻ってきました。みなさんお客様対応が忙しくなってきたようですので、紹介はここまで。参加された作家さんやショップさんは約30とのことで、なかなかの規模とバラエティでした。
こうして会場を後にしたのですが、エスカレーターで8階へ降りるとなんだか、古墳のにおいが……。
【星月夜】の直下でも古墳イベントが開催されているではありませんか! こちらは堺市や藤井寺市といった行政関係のスペースでした。古代衣装を着てみようとか、ハニワの修復ゲームとか、なかなか楽しそう。夏休みの絵日記とかに描けそうなやつじゃないですか?
こんな催しがあるなんて! せっかくやってるんだから、もうちょっと互いの会場で周知、情報の共有をしてくれていたらよかったのに……。いずれにせよ、この日のあべのハルカスは上から下まで(いいすぎ?)古代に彩られた古墳タワーとなっていました。多くの古墳ファンには次回開催が待ち遠しいようなイベントになったのではないでしょうか?