新生・堺ブレイザーズ2018-2019(6)vsJTサンダーズ戦

2018年11月24日。堺市金岡公園体育館では、新生V.LEAGUEの試合が行われていました。ホームチームの堺ブレイザーズが対するのは強敵JTサンダーズ。
前篇では、第1・2セットでパワーとスピードあふれる好プレーが続く中、堺ブレイザーズが2セット先取する様子をレポートしました。堺ブレイザーズの勝利まで、あと1セット。しかし、試合内容は紙一重、試合はまだまだどう転ぶかわかりません。
▲インターバルを盛り上げた『DREAMER’S』。格好良さを前面に出したグループで、キレのあるパフォーマンスはスポーツイベントの空気とも相性が良かったです。

 

新生V.LEAGUEでは第2セットと第3セットの間に長いインターバルがあります。この間を活用して、エンターテインメントショーなどを催して会場を盛り上げることができます。この日は、ダンスボーカルグループ『DREAMER’S』が登場。女子小学生・中学生のグループで、クールな歌とダンスを披露してくれました。パフォーマンス後も、観客席に残って観戦し、楽しそうに応援している姿が印象的でした。
こうして、ショーも含めてエンターテイメントとして試合を楽しめるようになったのも新生V.LEAGUEの改革のひとつです。この時間にどんなコンテンツを持ってくるのか、関係者は知恵を絞っていくのでしょうね。

■第3セット

▲2セットを連取した堺ブレイザーズ。しかし、第3セットで思わぬ苦戦をすることに……。

 

一方で、セット間のこの長いインターバルは、チームにとっては善し悪しがありそうです。調子よくいっているチームにとっては水を差されることにもなるし、逆にうまくいっていないチームにとっては立て直すための準備時間にもなるかもしれません。
まさにこの日は、第3セットを挟んで流れががらりと変わってしまいました。
JTサンダーズのセッターの深津旭弘選手(3)のサーブから始まった最初のプレーは、堺ブレイザーズの出耒田敬選手(7)が真ん中から打ち抜いて、堺ブレイザーズの得点に。
しかし、次のプレーでJTサンダーズのトーマス・エドガー選手(6)が得点をあげると、もう一人の外国籍選手劉力賓(リュー・リービン)選手(16)と共に2人が大暴れし始めます。連続得点のブレイクが続き、瞬く間にスコアは1-4となります。
堺ブレイザーズもセッターの関田誠大選手(11)が、オポジットのジョルジェフ・ニコラ(ニコ)選手(18)とウィングスパイカーの千々木駿介選手(10)などにボールを散らしながら攻撃を組み立てて反撃しますが、打合い上等の展開でもJTサンダーズに上回られてしまいます。
スコアは4-8で、先に8点に到達するファーストテクニカルタイムアウトはJTサンダーズのものとなりました。
▲ブロックに飛ぶ髙野選手。第3セットに入ってJTサンダーズの怒濤の攻めが堺ブレイザーズに襲いかかる。
中盤戦。
JTサンダーズの攻撃はさらに分厚さを増します。エドガー・劉の二枚看板だけでなく、このセットから入った安永拓弥選手(1)に、小野寺太志選手(2)、山本将平選手(18)も得点をあげます。
特に劉選手はブロックポイントにバックアタックとフル回転の活躍で、右利きの劉選手がフェイントで左手で打って得点するプレーまで飛び出します。第2セット無得点に終わった劉選手とはまるで別人で、セット間にそっくりさんと入れ替わったんじゃないかと疑ってしまうほどです。
結局、追いかけている堺ブレイザーズが一度もブレイク出来ないのに、JTサンダーズはブレイクを重ね、点差はさらに開いて8-16のダブルスコアで、セカンドテクニカルタイムアウトになってしまいます。
▲JTサンダーズの主将山本選手の攻撃。エドガー選手と劉選手をマークしても、他の選手が得点をあげる。

 

終盤戦。
流れを変えるべく、ニコ選手に替ってサウスポーの松岡祐太選手(13)がコートに入りますが、最初の松岡選手のスパイクもJTサンダーズの山本選手にブロックでたたき落とされてしまいます。
こうなってくると悪循環から抜け出せなくなってきます。せっかくサイドアウトしてサーブ権を得てもサーブミスで失点して相手にサーブ権を献上。スパイクを打ってもラインアウトと、堺ブレイザーズは自滅的に失点を重ねます。一方、JTサンダーズは外国籍選手2人ばかりに頼らずに得点を積み上げます。
結局、このセットは堺ブレイザーズの竹元裕太郎選手(21)のスパイクが外れて失点して11-25となり、セットを失ったのでした。
第3セットは、第2セットまでは互角以上に戦っていた堺ブレイザーズがまったく別のチームになってしまったかのようでした。はたして真保綱一郎監督や選手たちはセット間にチームを立て直すことが出来るのでしょうか。やきもきしながら第4セットを迎えることになりました。
■第4セット

 

▲第4セットから登場した堤選手が獅子奮迅の活躍をみせ流れが変わった。

 

コートには千々木選手に替って堤智久選手(9)の姿がありました。
昨季はけが人続出でチームが苦しむ中抜擢され、奮闘して注目を浴びた堤選手ですが、このセットも登場するなりいきなり活躍します。最初のプレーでエドガー選手のスパイクを一枚のブロックで見事たたき落としたのです。身長差20cmをものともしないプレーに、堺ブレイザーズの選手たちも観客席の応援団も沸きたちました。
堤選手はこれだけで止まりません。次のプレーでもスパイクをたたき込み得点。さらに次のプレーでまたもエドガー選手を一人でシャットアウトしてブロックポイント。堺ブレイザーズのサーブミスを挟んで、今度はエドガー選手と小野寺選手の上からスパイクを決め、一人で4連続得点をあげたのです。
第3セットの暗雲を吹き払うような堤選手のプレーで、堺ブレイザーズは息を吹き返しました。その後は、ラリーは少なく両チームともに鋭く攻撃を決め合う早い試合展開となり、8-5で堺ブレイザーズがファーストテクニカルタイムアウトを得ます。
▲第4セットに両チームは追いつ追われつの拮抗した戦いを見せる。

 

中盤戦。
しかし、JTサンダーズはこのまま引き下がることはなく、逆襲が始まります。
JTサンダーズの選手が、堺ブレイザーズの攻撃に食らいついてボールをあげるようになると、そのボールをつないでエドガー選手の攻撃機会が増えます。するとやはりエドガー選手の圧倒的な力が発揮されることになります。この間、エドガー選手は5得点をあげ、点差は逆転。15-16でセカンドテクニカルタイムアウトをJTサンダーズに奪い返されてしまいます。
その16点目のプレーでは珍しいこともおこりました。堺ブレイザーズの選手が自らブロックタッチを申告して判定が覆えり、フェアプレーを称える「グリーンカード」を審判から頂戴したのでした。
▲自らブロックタッチを告げて審判の判定が覆る。堺ブレイザーズのフェアプレー精神にグリーンカードが示されました。
終盤戦。
JTサンダーズの山本選手のサーブからの再開。堺ブレイザーズはミスで連続失点し、15-18と差を広げられてしまいます。ここは真保監督も素早くタイムアウトを取ってクールダウンを図ります。
これが功を奏したのか、堺ブレイザーズは髙野選手、出耒田選手と連続得点のお返しに成功します。その後はJTサンダーズにサイドアウトされてもブレイクはされず、じわりじわりと堺ブレイザーズは差を詰め始めます。
20点台に入ってからの攻防。中央からの竹元選手のスパイクをJTサンダーズは拾っても返すことが出来ずに21-21と同点。その次のニコ選手のサーブをJTサンダーズの劉選手がレシーブしきれずにサービスエースに。ついに逆転して22-21。これは第2セットと同様、劉選手にとって痛恨のプレーとなりました。むろん、堺ブレイザーズにとってはビッグプレーです。
▲逆転の一撃となるサービスエースを決めたニコ選手が自らの心臓を叩いて堺ブレイザーズ応援団にアピール。「ハートを捧げる」といった意味のジェスチャーでしょうか? これは男前!!

 

その次のプレーは両チームの意地と意地がぶつかり、最後の体力を振り絞ったようなラリーとなります。決まったかと思われる強烈スパイクを跳ね上げてコートの外まで走って拾う。瞬きする間もなくブロックで叩きつけたボールを、超人的反射神経で拾う。体育館全体から悲鳴と歓声と拍手が絶え間なく湧き上がります。しかし最後はニコ選手のスパイクがラインアウトし、堺ブレイザーズの失点となりました。ニコ選手はポストにしがみつくようにして悔しがりますが、場内アナウンサーも「素晴らしいラリーでした」と感情を抑えきれずに漏らしてしまったように、この日一番の見所はこの一連のプレーでした。鍛え上げたアスリートのスーパープレーの連続に観客は酔いしれたのでした。
どんなプレーであれ得点は得点、失点は失点で、同点に追いつかれたことには変わりがないかもしれません。しかし、選手のスーパープレーで沸騰した場内の熱は、選手の背中を押していました。次のプレーでまたもラリー。堺ブレイザーズはリベロの山本智大選手(21)を中心に守備でも奮闘します。そして、JTサンダーズがここ一番で託したエドガー選手のスパイクに、堤選手、竹元選手、関田選手のブロックが飛び、ブロックポイントを奪い取ります。これも試合を決定づけるビッグプレーでした。スコアは23-22に。あと2点。
▲2度続いた死力を尽くしたラリー戦。エドガー選手からブロックポイントを決めた3人が感情を顕わにする。
さらに次のプレーもラリーになります。両チームの大砲エドガー選手とニコ選手の打合いを両チームが一丸となって拾いますが、今度は最後に決めたのはニコ選手でした。24-22のセットポイント。JTサンダーズはタイムアウトをとります。
セットポイントでの堤選手のサーブ。レセプションからのエドガー選手の攻撃はフェイントなのかタイミングがあわなかったのか、力なく髙野選手のブロックにあたります。軟打のため、かえってボールは跳ね返らず、堺ブレイザーズ側のライン際ぎりぎりに落ちようとするところを、堤選手がダイビングで拾います。関田選手はライトサイドのニコ選手にトス。ニコ選手の力強いスパイクを深津選手がレシーブしますが、勢いを殺し切れずに直接堺ブレイザーズコートにボールがあがります。このボールにすかさず髙野選手が反応、鋭く腕を振り抜くと勝利のスパイクが決まったのでした。
最終スコアは25-22!
喜びを爆発させて走る髙野選手に山本選手が抱きつき、ハグとハイタッチで選手は歓喜を分かち合います。
熱狂は応援団、観客席にも伝播し、喜びの渦が体育館に充満します。これで堺ブレイザーズは3連勝。星は五分になりました。
▲強敵JTサンダーズをチーム一丸となって倒した堺ブレイザーズ。全選手で喜びを分かち合う。

 

■インタビュー&記者会見
▲ヒーローインタビューは堤選手とニコ選手。

 

ヒーローインタビューは堤智久選手。やはり、あの第3セットの悪い流れを引き戻した第4セットのプレーの印象は鮮烈でした。
―流れを呼び込んだのは堤選手じゃないですか?
というインタビュアーの言葉に、
「僕です!」
と堤選手が力強く答えると、笑い声が上がります。
「明日も2連勝して終わりたいと思います」
さらにもう1人のヒーローとして呼ばれたのは、「ニコ」ことニコラ選手。
ニコ「苦しい試合が続くなか、今日の試合を勝って3連勝できて良かったと思います」
――ホームゲームの雰囲気はいかがでしたか?
ニコ「とてもエンジョイ出来ました。温かい雰囲気で迎えてくれてありがとうございました。明日も皆さんに足を運んでいただいて、皆さんのサポートで勝ちたいと思います。ありがとうございます。(日本語で)明日勝ちましょう!」
▲素晴らしいパスワークを披露した関田選手ですが、まだまだこんなものじゃないといわんばかりの口ぶりが頼もしい。

 

記者会見には、関田選手と髙野選手の2人が登場しました。
試合終了直後は快勝に感情を爆発させていた2人ですが、すでに冷静な様子でした。まずは試合を振り返ってのコメント。
髙野「JTサンダーズは今年中国代表の劉選手が入って本当に攻撃力のあるチームでした。相手の両エースをマークすることが出来てレシーブやブロックでつなぐことができたのが、勝利につながったと思います」
関田「3セット目がああいう流れが悪い中、4セット目全員で切り替えられたと思いますし、本当に全員で勝利をつかんだ試合だと思います」
――ブロックがはまっていたけれど、どういう練習をされましたか?
髙野「先週まではレシーブとブロックは悪くなかったのですけれど、カウンターアタックの数値がすごい低かったので、今週はハイボールだったりラリー中のスパイクをどう決めるかっという練習をしていました。それが今日しっかり生かせたのが良かったと思います」
関田「よりサイドアウトを取れるかっていうところで、3セット目はすごい悪かったですけれど他は良かったのでそれが勝ちにつながったと思います」
▲渋い表情のエドガー選手。しばしばエースのエドガー選手を押さえ込むことに成功し、勝利を引き寄せることが出来ました。

 

――関田選手。今日はニコ選手を中心に組み立てたのですか?
関田「相手にエドガー選手と劉選手がいるなかで、そこがないところ中心に攻めた。プラス決定率がいいところで攻めました。(基本は相手ブロッカーに対して?)はいそうです」
――ニコ選手へのトスワークが良かったのですが、心がけていることは?
関田「彼は早いトスを好むので、まず早いトスの追求です。トスが短くても打ち切ってくれる選手なので、なるべく短いトスを心がけています」
――3セット目が悪かったですが、2セット目と間があくのは嫌なものですか?
髙野「3セット目ああいうセットの獲られ方をしたのですけれど、僕たちも間があく中で若干気持ちが切れた部分があったかもしれない。そういうのは今後の課題として取り組みたいと思う。間があいても最後まで気持ちをもって戦い抜いていきたいです」
――4セット目は流れが変わりましたが、何か気持ちを切り替えたり工夫されたりはしたのでしょうか?
関田「常にスタートを頑張ろうという話をしていたのですけれど、4セット目になると特にエドガー選手をブロックしたので、それがこっちに流れがきたのかと思います」
――最後のラリーは良かったですね。
関田「なるべく散らすように心がけていたので、エドガー選手がいようが両翼にちらしていました。まだ散らし方についてはうまくできていないところがあるのですが、相手に読まれない事が重要だと思うので、それはこれからです」
▲守備に攻撃にサーブにとオールラウンドの活躍を見せた髙野選手。

 

――髙野選手はサーブレシーブの負担が多かったのでは?
髙野「前の試合では崩されて、チームの組み立ても出来なかったのだけれど、それ以外の試合ではうまくいけているので、これからも自信をもってやっていきたいです」
――髙野選手のジャンプサーブが今日は効果的でしたね。
髙野「力強いサーブだけでなく、相手を狙うコントロールサーブも練習してきたので、今日は調子が良くて効果的でした」
――堺のファンや市民にメッセージを。
関田「堺ブレイザーズは温かい声援で、すごい一体となって戦えていると思っています。(他のチームと比べても)より一体となっていると感じます。選手と、ファン、ではなく、(選手とファンが)ひとつのチームとして戦っていると感じました。より勝つには声援の力が必要だと思っているので、今後もよろしくお願いします」
髙野「ファンの方たちの応援というものは僕たちにとって大切なことなので、そのためにも試合に勝ってファンの方たちをどんどん増やしていかないと。まずは来ていただいた方に堺ブレイザーズを応援したいと思っていただけるようなバレーボールをこれからも頑張ってやっていきたいと思います」
▲データを前に根拠のあるコメントをされる真保監督。

 

続いて真保綱一郎監督の試合振り返りコメントです。
真保「今(試合のデータの)数字を見ていたのですけれど、アタック決定率であったり、サーブレシーブであったり、数字的にはある程度負けているというのもあったのですけれど、本当に我慢して戦いました。今までなかなかそういうゲームは出来なかったのですけれど、そういう中で1点ずつ抜け出したことは、選手にとってもチームにとっても大きな自信になったと思います」
――関田選手のトス回しが素晴らしかったですね。
真保「開幕の頃に比べたら関田自身もみんなの特徴もわかってきました」
――過去7試合と何が違ったのでしょうか。
真保「今日はサイドアウトの応酬で折れなかった。サーブレシーブも完璧ではないけれど安定していました。またニコも頑張ってくれて数字もあがってきました。千々木の後の堤も良かった」
――新生V.LEAGUEになって始まった3セット目へのインターバルについてはどうですか?
真保「勝っている時は嫌かもしれないですね。10分間でやるべきことはやっているのですが、アップはもっと考えないと」
――同じくアジア枠の導入についてはどうお考えですか?
真保「導入しているチームは脅威だと思いますが、日本人選手も育てないといけませんから」
▲敗戦にもかかわらずウィットに富んだ語り口のヴコヴィッチ監督。

 

対戦相手のJTサンダーズの記者会見は印象に残ったコメントを要約します。
監督のヴェセリン・ヴコヴィッチ監督は、
「堺ブレイザーズは粘りが素晴らしかったのは言うまでもない。堺ブレイザーズが勝利に値するプレーをした。数字ではJTサンダーズが良かったけれど勝てなかった試合です。(インターバルやアジア枠について)長いインターバルは正直バレーボール選手にとっては良くはないですね。アジア枠は素晴らしいアイディアだと思いますが、これ以上個人的意見は控えます。私の仕事ではありませんので(笑)」
長いインターバルは、トイレ休憩やエンターテイメントなど観客としては歓迎できる部分も多いでしょうが、選手としてはコンディションをキープするアップの仕方など課題はある。アジア枠も同様にメリット・デメリットがあるようです。
▲悔しい敗戦の後でしたが、セッターの深津選手(左)と主将の山本選手(右)も真摯な口ぶりでコメントと質疑応答をしてくれました。

 

プレスルームに来てくれた選手は、主将の山本将平選手、セッターの深津旭弘選手、話題のアジア枠で新加入の劉力賓選手の3選手です。劉選手は試合を左右するミスをしてしまったことで、見るからに落ち込んでいる様子でした。
山本「堺ブレイザーズはレシーブが良かった。粘り負けです。堺ブレイザーズはサービスエースを取られない、ジャンプサーブの多いチームという印象です。守備力も攻撃力も昨季よりもあがっていると感じました」
深津「勝ち点を1も取れなかったことが残念です。今日出た課題はこれまでと変わっていない。ポジティブにやり続けることが大切です」
「自分たちは勝ちきるチャンスがあったけれど、4セット目のトスのミス、サービスエースを取られたり自分のミスがありました。堺ブレイザーズは勝者のメンタリティーを持った素晴らしいチームだと思いました」
▲勝者を称えるスポーツマン精神に溢れたコメント。劉選手は隠しきれないほど落ち込み悔しさを滲ませてもいましたが、その分次は闘志を燃やすタイプではないでしょうか? 再戦が楽しみでもあり、恐ろしくもありますね。

 

こうしてホーム2連戦の初戦は堺ブレイザーズの勝利となりました。
ひとつプレーが違えば勝敗も違ったかもしれない接戦での勝利。しかも、昨季も今季も順位が上位のJTサンダーズに勝ち点を1も与えずに勝利することが出来たことは、大きな勝利といっていいのではないでしょうか。この勢いで次の一戦も勝利したいところですが、次戦の相手はサントリーサンバーズという、これも難敵。そしてこのチームにも注目の新外国籍選手が加入しており、堺ブレイザーズの前に大きな壁となって立ち塞がるのでした。引き続きレポートをお届けします!
新日鐵住金堺体育館
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