堺ブレイザーズ観戦記録2021-22(3)パナソニックパンサーズ戦 2/26

 

 

2022年2月26日(土)。堺区大浜公園の空は快晴。旧堺港を臨むこの公園は、幕末に異国船に備えて築かれた台場……すなわち海上要塞に由来します。その後、内国博覧会会場から水族館や劇場をそなえた一大アミューズメントパークを経て現在に至ります。その大浜公園に、また新しい歴史の幕開けとなるスポーツの拠点が築かれました。昨年立て替えて完成した大浜体育館です。
この日、大浜体育館には、バレーボールのV.LEAGUEの公式試合がやってきました。地元堺のプロクラブチーム堺ブレイザーズvs枚方市をホームタウンとするパナソニックパンサーズの大阪ダービー。現在、2位の堺ブレイザーズと4位のパナソニックパンサーズ。ファイナルステージへ進出を狙う両チームにとって必ず勝っておきたい2連戦がはじまります。

 

▲オリンピックで世界の強豪と闘ったリベロ山本智大選手(20)。

 

堺ブレイザーズのスターティングメンバーは前回のホームゲームと大きく変わっていました。V.LEAGUEのレジェンドであるミドルブロッカー松本慶彦選手(1)の名前がベンチメンバーにも見当たりません。代わって中堅の長身ミドルブロッカー竹元裕太郎選手(21)が入り、またアウトサイドヒッターにはFC東京から移籍した迫田郭志選手(9)が名を連ねています。不動のレギュラーとなった樋口裕希選手(2)も含め、若く新鮮なメンバーという印象です。新加入で躍進の原動力となっているセッター深津旭弘選手(17)に、破壊力抜群のシャロン・バーノン エバンズ選手(13)。そして新主将の出耒田敬選手(7)と日本代表リベロの山本智大選手(20)が屋台骨となってチームを支えています。

第1セットは、深津選手のサーブからの樋口選手のバックアタックによる得点で口火を切りました。第1セットの序盤はバーノン選手がスパイクをずばずばと決め、ブロックポイントも2ポイントとり、8:5でファーストテクニカルタイムアウトを得ます。オフェンスもディフェンスも堺ブレイザーズの高さが際立ちます。
中盤になると、今度はセンター深津選手がフロントに出る高さに課題があるローテーションとなったこともあり、パナソニックパンサーズに4連続得点を決められ追いつかれます。奇しくもサーバーは弟の深津英臣(2)選手。16:15でセカンドテクニカルタイムアウトに。
終盤一進一退の互角の闘いが続きますが、2本のサービスエースがでてパナソニックパンサーズが23:25で逆転。第1セットを奪われてしまいます。

 

▲シャロン・バーノンエヴァンズ選手(13)の打撃音はアリーナを震わせる!

 

第2セットも、お互い譲らぬ展開から。パナソニックパンサーズは、世界的名手ミハウ・クビアク選手(13)が、ネット際の攻防やここぞというところで憎いプレーを見せます。堺ブレイザーズはリーグナンバー1の高いブロックが抜かれても、日本代表リベロの山本選手が超人的な反応をみせ、コート外も守備範囲とばかりでボールを落としません。バーノン選手は、サーブこそ不発が続きますが、強烈なバックアタックを決めます。取材ではコート脇でカメラを構えている事が多いのですが、バーノン選手の豪腕がボールを叩く瞬間の音は聞いたことがないような音で、スマッシュヒットした時は破裂音がアリーナに響き渡ります。ファーストテクニカルタイムアウトは7:8でパナソニックパンサーズのもの。
中盤の一進一退、堺ブレイザーズの迫田選手の活躍が目立ち、最後はやはりバーノン選手の強烈バックアタックが決まり16:15で、今度はセカンドテクニカルタイムアウトは堺ブレイザーズのもの。
終盤は、サイドアウト合戦となります。そんな中、鍵となったプレーは、まず交代で入った千々木駿介選手(10)がブロックを決めブレイクしたプレー。そしてブロックアウトしそうになったボールをネットをかいくぐった深津選手が拾ったプレー。堺ブレイザーズが返したイージーボールを、虚を突かれたパナソニックパンサーズがそのままイージーに返してしまった所を迫田選手がダイレクトに決めます。追いつき、突き放されない執念のプレーです。そして、24:24となってデュースが続くと、大砲バーノン選手がスパイクにサービスエースと連続ポイントを決めます。粘った堺ブレイザーズが28:26で第2セットを奪ったのでした。

 

 

▲リーグナンバー1のブロックがパナソニックパンサーズの攻撃をシャットアウト!

 

互角の展開は第3セットも続きます。その中でもバーノン選手のパワーは猛威をふるい、バックアタックがクビアク選手の頭を直撃し、クビアク選手がしばらく倒れ込むという一幕もありました。その後しっかりポイントを決めてお返しするのがいかにもクビアク選手でしたが……。ファーストテクニカルタイムアウトは7:8、セカンドテクニカルタイムアウトは14:16でそれぞれパナソニックパンサーズに取られます。じわりとパナソニックパンサーズの背中が遠ざかりそうになった所でしたが、迫田選手とバーノン選手ら攻撃陣が小気味よく点を決めてブレイクして追いつき追い越す。最後は出耒田選手がダイレクトに決め、25:23で第3セットは堺ブレイザーズのものに。
好調攻撃陣ですが、それを支えているのはやはりディフェンス。身体を投げ出したレシーブがそのまま絶妙のトスになる山本選手のスーパーなプレーも飛び出しました。「リベロは点がとれないから」と常々山本選手はいいますが、0.5点は山本選手につけたいプレーでした。

 

▲バーノン選手もボールを追ってフェンスに突っ込む。勝利への執念を見せる堺ブレイザーズ。

 

セットカウントも2:1となった第4セット。パナソニックパンサーズが攻勢をかけ、序盤から中盤にかけて6:10と4点差をつけられますが、堺ブレイザーズは攻守ともに崩れることなく15:16と終盤を迎える頃には接戦に持ち込みます。しかし、20:22となり、バーノン選手が後衛に回ったローテーションで、樋口選手が3連続ブロックされ20:25で第4セットを奪われてしまいます。

勝負の第5セット。15点先取で勝敗が決まるセットですが、コート上の堺ブレイザーズの選手たちの様子は平常心を保っているように見えます。プレーもこれまでと同様。堅守で粘り強く拾い、好調迫田選手、大砲バーノン先取、速攻出耒田選手で得点を積み上げ8:5でファーストを取ります。コートチェンジした後半戦は、パナソニックパンサーズが強豪の意地を見せます。クビアク選手は無双状態だし、尻上がりに調子をあげてきたオポジットの大竹壱青選手(4)は出耒田選手に顔面直撃バックアタックを決めるしで、13:14のマッチポイントでパナソニックパンサーズが王手をかけます。
もはやこれまでか。しかし、そこでずるずるいかないのが今の堺ブレイザーズ。バーノン選手の強烈バックアタックに樋口選手のサービスエースとブレイクして逆王手。これで緊張したのでしょうか、パナソニックパンサーズがサーブミスとラインを踏むミスが続いて自滅する形となり、堺ブレイザーズが18:16でセットをとります。
セットカウント3:2で堺ブレイザーズが勝利となりました。土俵際まで追い詰められてからの、なんとも鮮やかな逆転勝利でした。

 

 

試合後には、2つのセレモニーがありました。南海電鉄とのコラボレーションデーということで、深津選手が制帽をかぶって勝利者インタビュー。また先日230試合出場を達成した佐川選手の表彰。これまでの活躍は、チームとサポーター、家族のおかげと感謝の言。上には400試合達成という大記録(もちろん松本選手)があるので、まだまだ頑張るとのことでした。

 

▲見事230試合出場を達成した佐川翔選手(右)。プエゼンタ-を務めた千々木駿介選手は、一つ年上。

 

■記者会見

2位と4位の上位対決ということもあり、プレスルームには多くの記者が詰めかけていました。ここ近年ではなかった風景で、スポーツチームにとって勝つことがどれだけ大切な事なのかを感じずにはいられません。
出席した堺ブレイザーズの選手は、樋口裕希選手、出耒田敬選手、迫田郭志選手、深津旭弘選手、シャロン・バーノンエヴァンズ選手の5人です。まずは試合の振り返りから。

 

▲攻守に抜群の存在感を発揮した迫田郭志選手。

 

樋口選手「そろそろ順位が決定してくる中、上位のチームとの非常に大事な試合で、チームとしてもなんとしても勝ちが欲しい所で、フルセットですけれど勝ちを取れた所がとても大きかったと思います。その中でも誰が調子良かったとかそういうわけでもなく、チーム全員でリザーブも含めて闘ってフルセットで勝利できた事がチームとして大きな財産になると思いますので、これを今後もっといい方向にもっていけるように、がんばって努力したいと思います」
出耒田選手「この終盤戦の中で、パナソニックパンサーズさんは1個下の順位につけていたので、この土日の2試合はすごく大事な試合になるなと思っていました。チーム一丸となってこのホームゲームに勝てたというのはすごい自信にもなります。ただ明日も試合があるので、しっかり勝ちきってこの自信を終盤戦にもつなげていきたいと思います」
迫田選手「今年に入ってから変な雰囲気が漂っていたので今日勝てたことでいいムードに持って行けたのかなと思います。僕自身がやるべきことが今日は少し出来たんじゃないかと思います」
深津選手「前半戦いい形で闘ってきて、中盤が終わってこれから後半戦になってくると思うんですけれど、自分たちは強いチームだと本当に1人1人が自信をつけることがこのチームは重要だと思う。去年までのシーズンは色々上手くいかなかったシーズンが続いていたと思うんですけれど、そういうものと本当の意味で決別していくことが重要だと思います。そういうものを全部置き去りにして新たな強いチームになるか、堺ブレイザーズがどっちにいくのかの狭間だと思うので、そこで今日勝てたことは一つの大きなものだと思うし、次につながっていくと思うので、また明日今日のような試合ができるように。やってみないと勝つか負けるかはわかりませんが、いい試合が出来るように準備したいなと思います」
バーノン選手「こういった形の試合なんですけれど、私は試合がどうなるかとか、相手チームがどうなるかとかよりも、自分の目の前のタスク、自分がやるべきことにいつも集中しているつもりです。今日のゲームは確かにハードなゲームだったですけれど楽しむことも出来ましたし、明日のゲームは明日のゲーム、今日のゲームは今日のゲーム。いつも目の前の自分のゲームに集中するというのが私のスタイルです。明日は明日のゲームをプレーしたいと思っています」

 

▲”リーダーシップ”という話題では必ず名前があがる山本選手。味方を鼓舞し声を出す姿が目につきます。

 

記者との質疑応答を一部抜粋します。
――(バレーボールマガジンさん)主将の出耒田選手に。深津選手から学んでいることは?
出耒田選手「深津選手に限らず、今シーズンはリーダーシップをとる選手が多い。成長した樋口もそうですし、代表にいってた山本もそうですし、アキさん(深津選手)もそうですし。そういった意味でチームとしてすごく助けられている。キャプテンではありますけれど、別にキャプテンだからこれをしようというのは、自分の中ではなくて、まずは自分のプレーに集中することが大切だと思います。でも、アキさんが移籍してきたことによって、チームとしても助けられています」
――(関西テレビさん)深津選手に。勝利者インタビューで勝ったけれど課題もあったとおっしゃっていました。今日の試合でどういう所が課題だったのでしょうか?
深津選手「むこうのハードサーブからのコンビに合わない所があったので、そこを修正してアタッカーに打たせる時と、相手のブロッカーと駆け引きする時を、もうちょっと自分が整理してやっていけば、サイドアウトも3失点以上しないと思いますし、うちの有利な展開にもっていけると思うのでその辺は映像を見ながらミーティングで選手1人1人と話し合いながら修正していきたいと思います。相手も明日対策してくると思うので、自分たちのフィジカル面なり、戦術面なり全てのことを整えないといけないと思う。そういった意味でまだまだ課題があると思う」
――第1セットで合わなかった選手と次のセットで修正されてたイメージがあったのですが、声かけや意識を変えた所はあったのでしょうか?
深津選手「自分は涙がでそうなぐらいやばいな、どうしようって(周囲から笑い)あせってたんですけれど、みんなが大丈夫だ大丈夫だって言ってくれて、苦しくてもコートの中では涙は流さないです(笑)」
コートの中では涙は見せない、といえば50年以上昔のバレーボールアニメ『アタックナンバー1』ですが、さすが不朽の名作、名セリフ。半世紀たっても皆さんよくご存じですね。

 

▲樋口選手。サーブ前のボールのお手入れは念入りに。

 

 

――(フリーランスの方)アウトサイドの2人にサーブレシーブとサーブについて詳しく。
樋口選手「僕は点を取ることをまかされているようなアウトサイドなんですけれど、今年に入ってから自分の中でもパスの感覚がすごい良くて、何かを掴んだ気がしている部分があって、それが練習の中でも試合の中でも出せていて、直接失点を取られることがかなり少なくなってきたというのは自分の中でも実感しています。サーブに関しては、自分の武器の一つでもあるので、状況見つつですけれどどんな場面でもこちらが有利になるようなサーブを打てるようなメンタルで打っていて、最後の5セット目なんかはクビアク選手の所にスクリーンを置いて絶対あそこを狙ってやるという気持ちであのサーブになったので、自分がやりたいことは出来ているんじゃないかと思っています」
なるほど、勝敗を分けたエースは、偶然ではなくしっかり計算して決めたものだったのですね。
迫田選手「今日のサーブに関してはタイトをしっかり狙うことが出来て、ハードサーブの後に強弱をつけた前のサーブを効果的に打てたような気がしました。レセプションに関しては1セット目に僕が結構狙われてサービスエースを取られる場面が多かったんですけれど、すぐ切り換えることも大事なので、僕自身サーブレシーブは気持ちだと思っているので、返すという気持ちがあったので中盤終盤にかけて入るようになってきたんじゃないかと思います」
――深津選手に、チームの雰囲気が悪い中で、そういったものを全部置き去りにしてととおっしゃていました。自分にも向けられた言葉だと思いますが、そのあたりのことを。
深津選手「負けてるチームが雰囲気がいいということは無いと思う。良くしようとしているけれど実際は雰囲気は悪くて、そういう状況も前のチーム(JTサンダーズ広島)にいた時に経験して、でもなかなか脱却できないんですね。そういう時に何が原因かなと考えると、結局シンプルで、チーム全体が自分以外のせいにしだす状況が多いと思うんですよ。簡単に言うと人のせいにする。そういう状況がこのチームも数多く出てきた部分があったし、悪くなってくると見え隠れしてたのが見えてくる。いままでの悪い堺ブレイザーズの習慣が多分ちょっとあったと思うので、今日は上位のチームとの闘いでポジティブに出来たというのはいいんですけれど、どんな相手がこようと、普段の練習であろうと、そうした部分をどんどん排除して、プラス人のせいにしない、プラスお互いが思った事を言い合える。本当の意味でのチーム一丸、上辺だけじゃない付き合い方、そういう部分が出来てきたら自分は素晴らしいチームにもっとなると思う。技術的な部分での成長もあると思いますが、闘いに臨む部分のスピリッツみたいな部分がもっと作れるんじゃないかと思いました」
――バーノン選手に、ものすごい強打の時と慎重な軟打の時はどのように使い分けを?
バーノン選手「試合中はディフェンスを確実に見て、いいセットが来たとき、たとえばいいラインが来たとき、いいクロスのディフェンスが来たときには、必ずそれを狙って強打をしているという形です。相手がディフェンスのいいチームでしたので、そういう時は、相手のブロックやディフェンスを見て、私は自分の能力というものを良く把握しておりますので、どうやったらスコアが取れるのかを考えておりまして、スコアが取れるアタックの形を選んでいます」

 

▲この日は南海電鉄とのコラボデー。制帽が似合う深津選手ですが、鉄道少年ではなかったとか。

 

――深津選手、勝利者インタビューで(南海電鉄の)制帽をかぶりましたが、生涯はじめてでしたか?
深津選手「撮影の時はちゃんと(敬礼ポーズをとって)やってましたので、全然なれてました」
――(笑)子ども時代は鉄道少年でした。
深津選手「まったく申し訳ないですけど、はい。興味がまったく、はい」
――4セット目の最後にシャットアウトされながら、3本連続樋口選手にトスをあげたのはどういう心境で?
深津選手「ちょっと申し訳ないと思ってしまった。後で樋口が『3本連続シャットされたのは人生はじめて』といってたし(笑)ごめんと思いながら、その場できいてたんだけど、まぁそういう時もあるよね、ごめんなさい。ちょっといけるかなと思って」
――樋口選手を成長させるためとかそういう意図は?
深津選手「そんなことは考えられません。僕のようなレベルだと。一生懸命頼むという感じで、最後もきつい感じで申し訳ないなと」
――(つーる・ど・堺から)はじめての堺での記者会見になるので、迫田選手とバーノン選手に、バレーボールファンではない堺市民に向けてもアピールポイントを自己紹介していただけますか?
迫田選手「(樋口選手から『顔っていっとけ』)顔です(笑)」
深津選手「(マイクを受け取って)顔です。聴いてない?(笑)」
バーノン選手「僕たちはかっこいい(笑)」
深津選手「いいの、それで!(笑)」
――ありがとうございました(笑)

 

▲アピールポイントは「顔」? 素晴らしいプレーがあるからこそルックスも輝くのです。

 

最後に堺ブレイザーズの千葉進也監督のふりかえりコメント。
千葉進也監督「非常にどっちが勝ってもおかしくないようなゲーム内容でしたけれど、20点以降、選手たちが本当に粘り強くしっかりと闘ってくれて、ほぼ2点差のセットばっかりでしたけれど、そこをしっかり勝ちきれたのが非常に大きかった試合だったと思っています」
――(バレーボールマガジンさんから)選手の方からも、年明けから雰囲気が良くなかったとコメントがありましたが、監督から改善のために何かなされたりとかはありましたか?
千葉監督「おっしゃるとおり、年明けからチームの状態が良くないのは良くなかったんですけれど、丁度先々週一週試合があいた所で、しっかりと練習で修正できたので、先週の試合からしっかりと発揮できているので、それが選手たちにも改めて自信につながっているので、一週の空きで押し込んだ練習ができたのがチームとして良かったと思っています」
――(フリーランスの方から)ミスで失点したあと、崩れなかった要因は?
千葉監督「今日の試合に関してはレセプションが大崩れすることが無かった。1セット目の中盤・終盤ぐらいにちょっとやられた部分がありましたけれど、それ以降のセットはしっかりとレセプションで我慢できていたというのと、それをもとにサイドアウトが取れたというのが大きく崩れなかった原因だと思ってます。コートの中でも山本と深津が声をかけながらやってくれていたのが大きかったと思います」

 

▲バーノン選手だけでなく、樋口・迫田アウトサイドの2人も得点源として高い決定率を残した。

 

――今日は両サイドが決定本数も決定率も高かったように思います。両サイドに関しては、攻撃面・ディフェンス面はどのように?
千葉監督「うちが前半戦調子が良かった時は、外国籍選手頼りにならずに、しっかりとアウトサイドの2人から点が取れていたという所が大きかったので、そのへんを空いた週でしっかりと修正して、今日についてはアウトサイドは高い決定率を残してくれてますし、バーノン選手もいい働きをしてくれていたので、今日に関してはレセプションが崩れなかったのと高い決定率を残せたというのが、2人については評価できると思います」
――(関西TVアナウンサーの方)先々週の空いた一週間で修正した課題とは?
千葉監督「出来た課題としてはトランジションのサイドのスパイクの決定率が落ちていたので、そこをしっかりと立て直すと。スパイクのコースを限定して練習してきたので、それで偏ったスパイクコースになったので、選手にこれまでの試合のスパイクコースを見せて、スパイクコースの幅を広げるというのを空いた週でやれたので、今日も決定率が残せたと思います」
――(フリーランスの方)松本選手がベンチ外だったのは怪我でしょうか?
千葉監督「ちょっと体調を崩していた時があったので、それを調整して戻している所です。試合に出れない状態ではないのですが、年も年なので万全を期して。万全の状態に戻ってから試合に出られるように準備している所です」
――髙野選手は?
千葉監督「髙野はここしばらく調子があがっていなかったのと、迫田が先週いい働きをして、レセプションも安定していたので。前回パナソニックパンサーズさんとやったときも迫田が出て有効に機能していたので、それも含めて今日はスタートからいきました」

ここ数年、無敵の強さを誇っていたパナソニックパンサーズには手も足も出ずやられるばかりという印象でした。その相手に上位対決で競り勝つというのは、ただの一勝以上に大きな勝利ではないでしょうか。
とはいえ、今日は2連戦の初戦です。明日の2戦目にも勝利して、上昇気流に乗ってほしい。それは決して夢物語ではないだけの実力が今の堺ブレイザーズにはあるはずです。Go! Blazers! Go!

 

堺ブレイザーズ
堺市堺区築港八幡町1番地
web:https://www.blazers.gr.jp/web/

 

堺市立大浜体育館
堺市堺区大浜北町5丁7-1
web:https://ohama-arena-budokan.com/

 

 

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