世界を目指す! コミュニティとしてのテニススクール ホリゾン(4)

 

 

これまで3回(第1回第2回第3回)の記事で紹介してきたテニススクール・ホリゾンは、国際基準の充実した設備を整えた上で、科学的な分析に裏打ちされた「テニスの教科書」を基に、非日常を日常化することで、「堺から世界を目指す」テニススクールとなっていました。
岸和田校開校から6年、北花田校開校から3年。小さい頃から育てた子どもたちの才能が華開き、関西のランキングにはホリゾンの選手たちの名前が並び、ついには全国制覇するジュニア選手も現れました。テニススクールとして大成功といっていいでしょう。しかし、ホリゾンは、決してジュニア専門のテニススクールではありません。
代表の堀内俊孝さんはジュニアだけでなく、同じ場所で35年間続いた北花田テニスクラブのオーナーだった父の教え「テニススクールはテニスをしにくるだけの場所ではない。テニスは手段でありテニスを通して得るお客様それぞれの目的を大切にしなければならない」……を実現するために、一般の方向けのテニススクールとしてもホリゾンを成功させねばならなかったのです。

 

■コミュニティスポーツとしてのテニス

▲3才から80才まで、ホリゾンでは幅広い世代が、プレイヤーとしてテニスを楽しんでいる。

 

堀内俊孝(以下、堀内)「趣味がテニスといって、嫌な顔をされることって、まず無いと思うんです。趣味が登山っていうと、危険だから止めときなさいと言われるかもしれない。ゴルフというと、奥さんや家族はほったらかしかと言われることもあるでしょう。でも、テニスなら奥さんも子どもも一緒にプレーできる。ラケットという力を増幅させる道具のお陰で老若男女がプレーできるのがテニスです」
――ホリゾンでは3才の子どももテニスラケットを握ってましたね。
堀内「ホリゾンには3才から80才まで幅広い年齢の方が来られています。キャリア40年なんて方もいます。今の上皇様がテニスをされていた影響で、全国的にテニスが流行ったため、60代から80代でテニスを楽しまれている方は多いんです」
――まさに生涯スポーツですね。
堀内「私が対戦した相手に70才を超えるおじいさんがいらっしゃったんですが、ほとんど動かないのに、ぼろ負けをしたことがあります」
――どうしてそんなことに(笑)
堀内「インとアウトの見極めが絶妙なんですよ。無駄な動きをしない。かと思えば、さっとあげたラケットで見事に打ち返す。なんでそんなに強いんですかって尋ねたら。当たり前や、こっちはお前が生まれる前からテニスをしてるって。もうテニス仙人ですよ(笑)」
――カンフー映画みたいですね(笑)。達人って本当にいるんだ。

 

▲ロビーに掲げてあるもうひとつのアート作品には、”Tennis makes your life happy!”(テニスはあなたの人生を幸せにする)の一文があります。

 

堀内「これはフォーブス誌の記事であったのですが、日常的にある様々なスポーツの中で、テニスは一番寿命が延びる。やらない人と比較すると9.7才も延びるというんです。水泳も健康にいいといいますが、水泳は水中でやるスポーツ。テニスは1Gの重力下の日常生活と同じ環境の中で健康になれるスポーツだと言えると思うのです」
――ほぼ10年寿命が延びるのは大きいですね。身体に負担をかけずに全身で適度な運動ができるスポーツということなんでしょうね。テニスの達人がお元気なのもうなずけます。
堀内「アメリカのドラマみたいに、週末はワイフを連れて一緒にテニスをしようと誘い合って、仲間と一緒にテニスで汗を流して、ランチを食べながらビジネスの話をしたり……とか、そんな風になればいいなと思っています。よく言われるのですが、テニスはチームに分かれて戦っても、その後で一緒に食卓を囲む事が出来るスポーツです。そんなスポーツはなかなかありません。テニスは、その人の出来る範囲でプレーして試合を戦うことが出来るから、試合が終わってからあのプレーはああだった、こうだったと言い合えるのでしょう」
――テニスを通じてコミュニケーションが取れる。仲良くなれるということですね。
堀内「私は、テニス以外の部分も含めたテニスクラブをしたいと思っているんです。健康習慣としてテニスを楽しみたい方もいれば、出会いを求める人がいたっていい(笑)」
――海外のスポーツクラブの発想ですね。プロを看板にして、地元の人がスポーツを楽しんでいる。小さな頃からクラブで育った子がプロになるとみんなで応援するような。

 

■「テニスの教科書」は皆にテニスの楽しさと深さを教えてくれる

 

▲テニスは生涯楽しめるスポーツ。コミュニティスポーツとして優れているといえます。(写真提供:堀内俊孝)

 

――テニスはコミュニティで共に楽しむスポーツとして優れた生涯スポーツだということは分かりました。では、今度は一般の方にとってホリゾンの魅力ってなんなのでしょうか?
堀内「インドアというのが大きいですね。皆さんおっしゃるのは、昔と比べて夏が暑くて大変になったけど、インドアだとエアコンもあるし、日焼けや熱中症の心配もないということですね。こんな環境で出来るなんて夢みたいだとおっしゃってくれています。実はテニスは夏がオフシーズンなのです」
――異常気象もあって、ここ何年かの夏の暑さでは、屋外はなおさら大変ですよね。堀内さんが徹底的にこだわったホリゾンのテニスコートの環境でテニスできれば言うことないでしょう。今、日本のテニスコートでインドアというのは珍しいのですか?
堀内「数は多くありません。2割ぐらいです。8割はアウトドア。ホリゾンにはテニス目的というよりは、ジムとして通っているという方も2割ぐらいはいらっしゃいますが、8割はテニスが好きで来られています。どんなレベルの方に対しても、ホリゾンはテニスの楽しさやゲームの勝ち方を教えることが出来ます。年配の方だからという先入観で指導法を決めるのではなく、あなたに合った戦い方を教えますよと。それがもう一つのホリゾンの魅力だと思います」

 

▲「テニスの教科書」は、初心者からプロまで皆に通用する。(写真提供:堀内俊孝)

 

――一般の方にも、「テニスの教科書」は通用する。適用されるってことですね。
堀内「はい。初心者に教えることと、プロに教えることは、実は同じなのです。3才に教えられるならプロに教えられる。プロに教えられるなら3才に教えることが出来るのです。わたしたちはファーストフード的なテニススクールではなく、テニスの専門家でありたいのです」
――先生が、物理学と数学で到達したテニスとはどういうスポーツなのか、という芯になるものは、同じだからですね。
堀内「そうだ。こんな話を思いだしました。私の知り合いの女性で、ホリゾンに来て週3でレッスンに来てくれるようになった方がいたんです。その女性はどんどんテニスにはまって、職場が靱公園の近くだった時は、昼休みに急いでご飯を食べると公園のテニスコートに直行して、フェンスにかじりついてテニスを見ていたそうです。とても素敵な女性だったのですが、恋人も作らず「私はテニスと結婚する!」というほど。テニスの深さと楽しさを知ってくれたのです。それを教えられるテニススクールで良かったと思いました。上達を実感できるテニススクールだからこそ、彼女もそこまではまったのです。しかし結局、彼女はテニスコーチと結婚したのですけどね(笑) テニスと結婚したことには違いないな、と(笑)」
――(笑) 一般の方でも、結婚したくなるほどテニスにはまる。テニスの面白さ、深さを伝えることが出来るのがホリゾンの魅力ということですね。

 

▲選手たちが掲示されることを目指す”栄光の壁”。大会での優勝記録が並びます。

 

堀内「遊びできてくれてもいいし、プロを目指すこともできる。私もテニスエルボーになってプレーが出来なくなっていたのですが、今ではプレーが出来る。私たちなら、テニスを諦めてた人に希望を与えることが出来ると思うんです。ホリゾンでは、週1回のレッスンでも、1年後にはプレーできるようになりますしね。それを言うと本当に驚かれますよ。」
――「テニスの教科書」をもたらしてくれた先生との出会いは大きかったですね。
堀内「ええ。エンターテイメントやコミュニケーションとプロフェッショナルの両輪で出来るようになったのは、先生のお陰ですね。両輪といっても、今はジュニア部門が随分先行してしまっていますけれど(笑) やっぱり日本一をとったのは大きいですね」
――そうか。エンターテイメントとコミュニケーションは堀内さん、プロフェッショナルは先生と、リードする人も両輪ですよね。
堀内「忘れられないのが、以前、岸和田校で所用を済ませてから駅へ向かうほんの数分の道のりで、ホリゾンに向かう方3組に「堀内さん」って声をかけられて挨拶をされたことがあったんです。その時は、本当に地元の方に受け入れられたんだなと思って、嬉しく思いました」
――一般部門は結果が形で見えにくいと思うのですが、それは目に見えた結果でしたね。コミュニケーション部門も負けてないじゃないですか。
堀内「私はテニスを通じてできる可能性の全てにトライしたいという夢があります。テニスを通じて、体力作りをしたい人、ストレス解消したい人、友だちが欲しい人、今より上手くなりたい人……今からシニアチャンピオンを目指す人だって来て欲しいんです。それぞれのテニスを手段として叶えたい目的に、ホリゾンのコーチは注目して、達成のお手伝いが出来る環境を目指しています」
――それは、堀内さんのお父様がおっしゃっていた「テニスは手段であり、テニスを通して得るお客様それぞれの目的を大切にしなければならない」を実現するためのメソッド、対応できる具体的なシステムがホリゾンに備わったということですね。
堀内「はい。これからは、もっともっとテニスを楽しめる仕掛けを色々していきたいですね。面白い大会や飲み会、テニスコンパで出会いとか、合宿で旅行なんかもいいですね」
――堀内さんも、イベンターとして面目躍如ですね。
堀内「気負う必要は無いのですが、ジュニア部門はより世界の高見を目指してもらいたいし、一般部門は地元堺の方にテニスを楽しんでもらいたい。そしてテニスを趣味か特技の欄に書けるようになって欲しいんですね。あなたの趣味はなんですか? と聞かれた時に、テニスをやっているというのと、テニスができるというのでは、ニュアンスが違いますよね。テニスができるというのはテニスがプレーできるということ。みなさんには、テニスができる、と言えるようになって欲しいのです」
――一般の方でも、ただテニスをしているというのではなく、プレーしてテニスというスポーツの面白さと深さに触れて欲しいということですね。ホリゾンでは、スポーツとしてのテニスの面白さを追求しながら、文化としてのテニスの面白さにも触れることができる。色んな人が色んなやり方で楽しめるテニスの間口の広さを、ホリゾンは体現してる
堀内「一億総テニスプレイヤー計画です(笑)」

 

▲社会人テニスサークルの仲間たちと。目指せ、一億総テニスプレイヤー計画!!(写真提供:堀内俊孝)

 

父がやり残した夢を引き継ぎ、新しい夢を加えて堀内俊孝さんが始めたテニススクール・ホリゾンは、出来ないと思われていた非常識を常識にする唯一無二のテニススクールでした。ジュニア部門の快進撃が続けば、「堺から世界へ」の言葉が実現するのも遠いことではないでしょう。そして、一般部門でも日本ではまだ定着していない町のスポーツクラブとしてのテニスクラブが成功すれば、それも「堺から世界へ」が達成されることになるのではないでしょうか。

 

JSNインドアテニスアリーナホリゾン
ホリゾン北花田本校
堺市北区北花田町3-17-6ホリゾンビル3F
TEL 072-251-4015

ホリゾン岸和田校
岸和田市下松町3-7-60
TEL 072-424-1340

Web http://jsn-horizon.com/

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