キモノ・てぬぐいを おしゃれに たのしく
■「キモノほど、たのしい民族衣装はないと思うのです」
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■キモノなのにかしこまらず、かわいくっておしゃれ
一瞬でトリコになりました
おしゃれは自分を輝かせてくれ、自分を浮き立たせてくれる。
だから、ハッピーになれるお洋服が大好き。
開運マニアことライターのアンです。
でも、自分では着ることのできないキモノは、
ハードルが高いなぁ…と思いながら、
今回は、ワクワクとドキドキを秘めて、
『カジュアル着物への第一歩』のトークショーへ行ってまいりました。
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モリタ マミ先生のエレガントなキモノ・スタイル、しなやかトーク。
一瞬でトリコです。
■「着心地でキモノを選び、着姿はきれいにお洋服感覚で、
キモノをたのしんでほしいのです」
「”キモノを着る”ことは特別なことではないのです。
お洋服を着る感覚と一緒です。
アタマをやわらかくして、キモノをもっと、たのしんでくださいね」
『カジュアル着物への第一歩』のお題の通り、
モリタ マミ先生は、トークショーのポイントごとに、
キモノへのファーストステップをわかりやすいキーワードで語ってくれました。
■「”キモノを着る”ことは、お洋服を着ることと一緒」
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この言葉に、キモノにおよび腰のワタクシでも大丈夫かもっと
正直、ホッと胸をなでおろし、
まるで、お洋服のコレクションをみる感じで、
「キモノって、おしゃれ、かわいいっ!」
ズキュンと、ときめいてしまいました。
ちなみに、この日のマミ先生ご自身のコーディネートは、
お帽子とブーツは落ち着きのあるノワール(黒色)。
半衿のレース編みのような花びら模様もノワールの差し色です。
さらに、帯の太縞(ふとじま)ノアールでグッとモダンに。
気張らない上品さとかわいらしさがミックスされ、
まるで、中原淳一が描くイラストのような着こなしです。
ちょっと、このワタクシでも、お洋服感覚で、
“手の届きそうなキモノ・ファッション”かしらと、
思ってしまいます。
今回は、ファッション誌のような感じで、
おしゃれ上手のエッセンスをちりばめながら、展開していきます。
シルエットまでこだわるのが、おしゃれ上手」
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ちょっと外出するときに、お洋服の組み合わせが決まらないと、
何だかその日、一日中落ち着かず、このまますぐに帰りたい…なんて
思ったことのある、このワタクシ。
みなさまも、このような経験、ありませんか。
マミ先生は、お洋服にもキモノにも活用できる、
その極意をリアルに語ってくれました。
お顔部分や輪郭、さらに骨格などといったトータルバランスを考えて
全体をコーディネートしていくのです
」
マミ先生のレクチャーは続いていきます。
「人それぞれに、肌の色があります。その方の肌の色から似合う色を導き出し
(パーソナルカラー)、さらに、似合う質感はどのようなものか、をみていきます。
色の次は、お顔部分や輪郭、さらに骨格などといったトータルバランスを考えて、
全体をコーディネートしていくのです」
開運マニアのワタクシとしては、その日のラッキーカラーは気になるけれど、
肌の色(パーソナルカラー)まで考えて、お洋服を選んでいなかっただけに、
色の奥深さに、ぐんぐん引きつけられていきます。
キモノという切り口のトークショーですが、その枠を超えた抜け感がたまりません。
「自分らしく、自信をもって、ファッションを楽しんで」
その方らしい美しい装いを思い、スタイリングしているマミ先生だからこそ、
さらりと出てくる言葉なのでしょう。
これなら、かろやかに、キモノを楽しめそう。
なんて、思わせてくれるのです。
日常に幸せを運んでくる。そんな『にじゆら』のてぬぐいです」
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「ふだん、暮らしの中で、てぬぐいを使うことって、ありますか…」
こんな語りかけからはじまった、『にじゆら』広報・㈱ナカニの藤浦 泉さん。
確かに、てぬぐいといわれても、ピンとこないですねぇ…。
と思いながら、藤浦さんが着ていらっしゃるキモノの柄に目をうばわれていると、
おもむろに、数枚のてぬぐいを参加者の方々に回されはじめました。
「いかがですか。注染(ちゅうせん)染めのてぬぐいは。
肌ざわりがやさしく、手にしっくりなじんでくるでしょう」
明治時代に大阪で生まれた注染という伝統技法の染め方は、
その名の通り染料を注ぎ、染めるというもの。
職人がすべての工程を手作業で行っているといい、
繊細でやさしいぼかしや、にじみの、なんともいえない風合いが染の一番の魅力だとか。
この世には、知らないことが、まだまだあるもので、
この注染(ちゅうせん)染めが堺の伝統産業のひとつだというのですから、
驚きです。
この昔ながらの染技法を生かし、今の時代にあったカタチで伝えたい。
そんな思いから生まれたオリジナルのてぬぐいブランドが『にじゆら』です。
「『にじゆら』のてぬぐいは、あざやかな発色、ふんわりとした色合い、
柄模様のやわらかい輪郭が魅力です。
古典柄から変わり柄まで、どのような柄でも独特の風合いが魅力のてぬぐいは、
ハンカチがわりに、お弁当包みに、スカーフやバンダナとしても、たのしめます」
洗えば、洗うほど風合いを増すという、『にじゆら』のてぬぐい。
藤浦さんの熱い思いは、これ一番!
「今まで、てぬぐいを使ってこなかった方々に、てぬぐいのよさを知ってもらいたいのです」
てぬぐいが日常使いになれば、生活がどこか、あたたかいものになるような感じがします。
『にじゆら』の注染てぬぐいは、キモノ映えするアイテムです」
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ポップな色の連なりが楽しく、気になってしかたがなかった
藤浦さんのキモノ・スタイル。
もちろん、マミ先生のコーディネートです。
では、そのおしゃれポイントをご紹介。
丸みのあるキモノのデザインは、なんとユニークなソロバン柄の豆千代モダン。
そこにあえて、帯をノワール(黒色)にし、甘くなりすぎない大人っぽさを加味。
さらに、市松模様の三分紐(さんぶひも)には、チェッカーフラッグ柄の靴紐(くつひも)を
利用したのだというのですから、遊び心◎(二重丸)。
キャンディ缶から飛び出してきたような、ぷっくり丸い柄が印象的な半衿。
これは、『にじゆら』のてぬぐいを使用。また、同じ柄のてぬぐいを使って帯揚げもどきに。
お見ごと! 注染てぬぐいが、キモノ映えするアイテムに早変わりしました。
パーソナルカラーで上級テクを」
カジュアルキモノに、『にじゆら』のてぬぐいをプラスして、
かわいらしさの中に活発な印象がある、藤浦さんのキモノ・スタイルを作り上げた
マミ先生。
明るいパステルカラーのピンクとパープルが華やぎを添えている、半衿。
みればみるほど、着こなしを格上げする上品なポイントに。
「半衿は、お顔まわりとキモノをつなげる大切なアイテムです。
藤浦さんの場合、パッと明るくなるデザインをお顔まわりにもってくることで、
彼女のキュートな魅力が、さらにアップするでしょう」
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おしゃれをたのしくしてくれるのです。
そのふたつが重なって、新たな魅力をはなってくれる
自分にしか出せないような主張ができるところも、キモノのたのしさです」
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それぞれの個性をピリッと効かせつつ、女性らしさをひとさじ加えた、
マミ先生のスタイリングがそろいました。
「自分の個性と、キモノの個性。
そのふたつが重なって、新たな魅力をはなってくれる。
自分にしか出せないような主張ができるところも、キモノのたのしさです」
キモノと帯はそのままに、帯どめにブローチを利用するなど、
ちょっとした小もの使いで印象を変える。
いろいろなアイデアと技で、いかにキモノをたのしむか。
カジュアルキモノのおもしろさは、まだまだありそうです。
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しては長いのでは、と思うほど。
サイズの幅に広がりをみせる『にじゆら』では、たった一枚のてぬぐいが、
いろいろなシーンの優秀アイテムに変身しちゃいます。
くるりと巻くだけで、おしゃれがたのしくなるストールになったり、
そのまま簡単に飾って、インテリアとしても小粋です。
今まで、てぬぐいを知らなかった人たちへ。
カタチ通りの「てぬぐい」とはひと味違った、たのしみかたをぜひ。
■キモノを「暮らしの着るもの」として、てぬぐいを「暮らしの一枚」として
自由闊達に、たのしんでみましょ!
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自由闊達に楽しむこと。
なんて、おもしろくて、おしゃれで、いいな、と思わせてくれた今回のトークショー。
女性のファッションは、きれいでかわいらしくにプラス、
会う人の話題の種になってくれるものは、何より着ている自分が楽しいものです。
カジュアルキモノや、注染てぬぐいをさっとはおってお出かけすれば、
ワクワク感が一段増しに。
『にじゆら』のてぬぐいを、うっかり日焼けしやすい首元に巻いて、
愛犬とのお散歩をたのしんでいます。