日本製鉄堺ブレイザーズ出陣式!(前編)
2023年はメジャースポーツの国際大会開催が重なり、日本代表の話題が連日ニュースをにぎわしています。バレーボール男子もワールドカップバレーボールで2位となり、パリオリンピックの出場を決めているのですが、さて熱も冷めやらぬうちに国内リーグも開幕します。
2023年10月5日。開幕を間近に控えて、堺ブレイザーズの出陣式・激励会が開催されました。
会場はリーグ戦でも使用されることがある日本製鉄堺体育館。
出陣式は定刻18時にスタート。さっそく今シーズンを闘う選手とスタッフが壇上に並びます。多くのニューフェイスが加わった新チーム。昨シーズンの4位以上の成績、いや優勝の二文字しか見えてこないですよね。
この出陣式には、ファンの皆さん以外にも、スポンサーやバレーボール関係者、そして堺市長や堺市選出の国会議員や市役所の人たちも来賓としてこられており、前目の空間はなかなかスーツ率の高い。ただ、おそらく職場での様子と大きく違うのは、みなさん基本的ににこやかな表情を浮かべていること。アリーナには料理を載せたテーブルが並んでおり、試合の時の緊張感とはまた違った華やかさに満ちています。
冒頭に来賓のあいさつが続いたあと、ユニフォームのお披露目です。
昨シーズンから白の差し色が入って、なかなか清冽な印象が感じられるのですが、皆さんはいかがですか? モデルの皆さんが指さしているのは、各スポンサーのロゴの位置です。堺ブレイザーズが活動できるのも、スポンサーの皆さんの協力があってのこと。ありがたいですよね。
では、ちょっと各テーブルの様子をみてまわりましょう。何人かの選手には隙をみてインタビューもしています。
1テーブルにつき、基本は1人の選手がついて、立食形式で歓談します。
こちらのテーブルはミドルブロッカーの梅本鈴太郎選手。シャツネームはRIN。しかし、堺ブレイザーズには松本慶彦選手、竹元裕太郎選手がおり、梅本選手で松竹梅がコンプリート。三選手ともミドルブロッカーなので、コートで勢ぞろいすることはなさそうな気はしますが、ちょっと見てみたい気もしますね。縁起がいいことが起きそうです。
それはさておき、レジェンド松本選手を筆頭に、堺ブレイザーズのミドルブロッカーの層はリーグ屈指の分厚さ。そんな偉大な先輩たちを追い越すような活躍を期待します。
セッターの赤星伸城選手には、インタビューも。
ーー今年は山口選手とセッターのポジションを争うことになると思うのですが、意気込みはいかがですか?
赤星「意気込みというか、自分のプレイスタイルはなんていうんだろう、硬くならないっていうところで、楽しく、かつしっかりバレーボールが出来ればいいなと思います」
ーー昨シーズン、赤星選手がコートに出られる時には、なにかすごく楽しそに出てこられるなという印象があったのですが、どんな気持ちでいつもコートに出られるのですか?
赤星「コートに出る時は、いい意味で何も背負わないという気持ちです。背負っても体が重くなったり、実力が発揮できなくなっちゃうと思うので、背負わないことを意識しています」
ーーありがとうございます。
ミドルブロッカー出耒田敬選手のテーブル。出耒田選手は前日は堺ブレイザーズトレインの見学会に続き二日連続登場。引っ張りだこなのも当然です。気づけば松本選手に続くベテラン選手で堺ブレイザーズの顔ともいえる選手なのですから。しかし、それはつまり堺ブレイザーズが栄冠から遠ざかっていた時期に一番長くて苦しい中でも屋台骨としてチームを支えてくれていたともいえるわけで、今年こそは苦労がむくわれて頂点に立ってほしい。
新入団のミドルブロッカー秋間直人選手。怪我で手術をしたとのニュースがありましたが、元気な姿を見せてくれました。会場の外でも明るく一言二言スタッフの方とやりとりしていた様子が印象的だったので、スタッフの方に「秋間選手元気そうですね」とお聞きすると、「ギブスがとれたところ」とのお話でした。スタッフの方も満面の笑みで、秋間選手には「いい人オーラ」もっと言えば「いい子オーラ」が漂っていますね。
昨シーズンは出場機会を増やしてきたアウトサイドヒッターの鵜野幸也選手。今年はぜひ飛躍の年にしてほしいところです。鵜野選手にも、インタビューしてみました。
ーーチームとしての目標はもちろん優勝でしょうけれど、鵜野選手個人としては、今の段階で目標はありますか?
鵜野「大きな目標というのは、特には考えてないですけれど、チームが優勝するにあたって自分が一点でも多く獲ることを目標にして、そこに愚直に取り組んでいく。自分なりに考えてそういう方向に行きたいと思っています」
ーーファンの皆さんに、ご自身のストロングポイント、ここは見て欲しいというのは、どういう所でしょうか?
鵜野「僕はプレーでいったら、サーブとかスパイクといった所なんですが、それよりももっと自分がチームに対して鼓舞するところであったりとか、パフォーマンスであったりとか、そういった所をレシーバーとして見て欲しいと思います」
ーーでは、選手として内側から見た堺ブレイザーズの魅力ってなんだと思いますか?
鵜野「(一瞬間を置いて)昔からすごいこのチームに対して思っていた部分でいうと、『情熱』ではないでしょうか。僕が大学生とか学生のうちにお世話になっている時に、本気で向き合って、練習試合に取り組んでくれた所がうち、堺ブレイザーズだったんです。そこはやはりずっと引き継いできた部分ではあるのかなと思う。僕葉5年目ですけれど、そういう熱さみたいなのが、うちのチームの魅力だと思います」
ーーでは、その熱さに惹かれて堺ブレイザーズにはいったという部分もあるんですね。
鵜野「はい」
ーーでは、これからもその熱さを引き継いでいただくように、お願いします。
鵜野「はい。見ててください」
口調はクールでしたが、堺ブレイザーズ魂を熱く語ってくれた鵜野選手でした。これは長年のファン感涙ではないでしょうか?
激励会はまだまだ佳境。記事後編でもインタビューは続きますが、ちょっと意外な人にも話をきいてますので、お楽しみに!
(後編へ続く)
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