「facebook」で届いた招待状に導かれたのは、南区のロードサイドのお店「dining cafe SQUARE」。すでに店内には、招待客が集まっている様子です。
談笑する人々や、早速名刺交換する人もいれば、どこか所在無げな人もいます。
この日の集まりは、「南大阪facebook交流会」のキックオフイベント。
「南大阪facebook交流会」は、南大阪の若者やシニア世代の交流を、「facebook」などを通じて主催するグループです。
|
▲南区の「dining cafe SQUARE」。 |
インターネットに親しんでいる方にはお馴染みの「facebook」は、ネット上でのコミュニケーション&ネットワークサービスのひとつ。自分のホームグランドになるページをネット上に作り、細かなプロフィール設定ができるので、同世代や同じ出身校や出身地、趣味の持ち主がつながりやすいという特徴があります。
|
▲店内に集まったお客様の数は50人ほど。 |
キックオフイベントということもあって、初顔合わせの人同士も数多くいました。
「交流会」を呼びかけた石橋尋志さんによると、今日集まったのは三つの系統の人たちです。
「1つは様々なお店の経営者・オーナーといった方々、また1つはNPOや任意団体などので活動している方々、最後はまったく個人のつながりなどでお呼びした一般の方々です」
総勢で50名近くになり、一般の方々の比率が一番多いとか。
「今回は来ていませんが、いずれ行政の関係者の方にも来てもらうつもりです」
というのも、今回の「南大阪facebook交流会」は、堺市のシティプロモーションに認定された平成25年度採択事業のひとつなのです。
色んな系統の方々に声をかけたのも、意図がありました。
「出会い系のように怪しくなく、一般的な交流会のように堅苦しくなく、サークルよりは大人な雰囲気で楽しめるイベントとして楽しんでください」
なるほど、ミクスチャーな空気が漂っています。
「SQUARE」さんの料理でお腹もいい感じに膨れてきた頃合に、交流会スタッフが自信を持ってお薦めする厳選スイーツの登場です。
■南大阪の厳選スイーツ
いずれも南大阪で注目のお店や、交流会に関係するお店の、いうなれば「地スイーツ」です。舌でも南大阪の魅力を再発見といった所でしょうか。
■交流会点景
■どうしてこんなことを?
石橋さんが行政から認定ももらい、ここまで力を注いで交流会を立ち上げた理由はなんなのでしょうか?
「私が個人的に新しいお友達をたくさん作りたかったというのが、きっかけとなった動機です。団塊ジュニア世代で、何か面白いことをするためには、新しいつながりが必要ですから」
世代的につながりが希薄だから、それゆえにということでしょうか。
「今、30才~40才くらいまでの、バブルが弾けてから社会人になった僕らの世代は、ロストジェネレーションと呼ばれる世代です。親世代に負けない結束が必要だと感じています」
結束して何をするのか、この「交流会」で目指すビジョンは?
「新しい組み合わせで、新しい化学反応が起こるのを期待しています。理想像とかは、あえて明確にしないようにしています。やっていく中で見えてくるものがあるでしょうから」
|
▲「若者支援1484」も主催する石橋尋志さん。 |
交流会の活動を通じて目指す所、理想像も見えてくるはず。
キックオフイベントを皮切りに、ネット、リアルを問わずに様々な活動を起こしていく予定。
立ち上げる交流会のホームページでは、各ショップや団体が行うイベントを網羅して紹介し、情報を見た人が参加申し込みまでできるシステムを組む予定。
また、キャリアのあるナビゲーターを招聘して、堺で頻繁に街歩きイベントも開催します。
「地元の泉北にも恩返しが出来るようになると嬉しいですね」
|
▲最後は「いいね!」で集合写真。 |
南大阪フェイスブック交流会