船場ごちゃまぜ文化祭(2)

 

堺で着物を扱う増谷保さんのお誘いで突撃取材した「船場ごちゃまぜ文化祭」レポート第二回です。
船場にある五階建てのビルを一棟まんまイベントスペースとしたこのお祭りの見所は沢山。前回は就労支援事業所や支援学校の先生のブースを紹介しました。いずれも個性的で、明確なコンセプトやヴィジョンがあって、バザー的なブースとは一線を画しているものでした。
今回は、なごみさんが着物を提供したという着物ファッションショーの様子をお届けします。

 

まず、着物ファッションショーのオープニングを飾ったのは2組のダブルダッチチームでした。筆者もライブで見るのははじめてですが、これがショーとしても実に見応えがあるものでした。

 

 

ダブルダッチとは、オランダ発祥の2本の縄を使った縄跳びのこと。世界大会もある競技スポーツですが、この日感じたのはエンターテイメントショーとしての楽しさでした。一番の見所は、やはり縄と飛ぶジャンパーのアクロバティックな技で、宙返りのような大技が出ると会場も沸きます。個人的に興味深かったのは、たとえば「跳んでいない時」のジャンパーも、フォーメーションを組んでポーズを取っていたりしたこと。ショーとして魅せようという意識の高さに驚かされました。

ダブルダッチで暖まった会場。いよいよモデルがランウェイを歩きます。

 

■第一部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンフレットを見ると、このファッションショーは「子どもから大人まで、障がいあるなし関係なく、国籍や個性もごちゃまぜのメンバーが参加」と紹介されています。写真を見ての通り多様な人たちが、モデルとして登場しました。見事なのは、この個性を活かす着物のコーディネートではないでしょうか。スタンダードな着こなしもあれば、和洋折衷の着こなしや、遊び心に満ちたものもあり、まさに「ごちゃまぜ文化祭」の名にふさわしいショーです。

着物ファッションショーは、メンバーを全て入れ替えて第二部もありました。

次回の記事では、引き続き第二部の写真を楽しんでいただきましょう。

第三回へつづく。

 

灯台守かえる

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