出張!図工ラボ
2012年2月8日~14日、図工ラボが髙島屋大阪店分室にてワークショップを開催しました!
た、高島屋!?と思わず耳を疑ってしまいましたが、これは図工ラボ 菅野大門さん本人からの確かな情報。どうにも気になって、様子をこっそり見に行くことにしました。
高島屋大阪店はダイニングメゾンを含め、昨年の3月に大幅リニューアルされたばかり。
きらびやかな館内をうろついていると、本当に”あの南島の”図工ラボがあるのかしら…とやや不安になってきた矢先に、
ありました!『図工ラボ 高島屋大阪店分室』の文字。
様々な場所で、様々な展示会を経験してきた図工ラボ、今回のディスプレイもさすがの一言。
ちょうどこの日はバレンタインデー。図工ラボの本体であるデザインオフィスA4が開発したチョコマグネットが机いっぱいに敷き詰められています。マグネットなのに、分かっているのに…ああなんて美味しそう。
ファッションデザイナー、秋田友香さんの作品も展示されていました。彼女の作りだす作品は、スタンダードなのにどこか「常識外」。メンズ中心で展開していましたが、今回はレディースも出品。
その奥に…いました、菅野さん!
なんだかいつもと雰囲気が違いますねと声をかけると、
「高島屋仕様なんです」
きりっとして素敵です。
ちょうどワークショップはされていない時間帯だったので、展示をじっくりと見たら帰ろうと思っていたら、「今からでも出来ますよ」とのこと。早速、本皮カードケースのワークショップを申し込みました。
たくさんの色のなかから、好きなものを選べます。どれも素敵な色あい。
今回はこの深い緑をチョイスしました。
革の部分は形としてほぼ出来上がっています。留めの部分を仕上げるだけ。
価格は3150円、本皮でこのお値段は安い。
これは革製品に使用される糸。弾力があって、少しゴワゴワしています。
これに、やはり革用の針を使い、留めの部分を縫い付けると完成、というシンプルなもの。
糸にぶすっと差し込み、写真のような状態に。これも革製品独特の手法なんでしょうね。
隣では、手馴れた様子ですいすいと糸を縫いつける菅野さん。手馴れた人と一緒に作っていけるのも嬉しいところです。
「これそのまま商品になりますからね。効率いいでしょ?」
え?あ、そっか、そうですね…。
通す回数は3回。糸は縦に揃えた方が仕上がりがキレイになるとのこと。
糸が通せました。あれ?4回通ってる…まあいいじゃないですか。
あとは糸を締めるところにボンドを入れ込みます。結構細かなお仕事です。
最後に、お好みで文字を入れます。
スタンプもありましたが、写植の活字で刻むほうを選びました。
金づちでコンコン、と軽く叩くと、キレイに文字が刻み込まれていきます。こういった手法も、弾力と厚みがある革という素材ならではなのでしょうね。
子ども達ふたりの名前を刻んで、自分だけのカードケースの完成です。
肌触りもまるで吸い付くような滑らかさ。使い込むほどに味が出る本皮の底力、じっくり堪能したいと思います。
短時間で「何か作った気分」にさせてくれてありがとう、図工ラボ!
今後も図工ラボは様々な場所に出没し、私達を驚かせ、楽しませてくれるイベントを開催し続けることでしょう。
情報がすぐに手に入る、図工ラボのページもチェックしてみてくださいね。
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