祝え! ユネスコ世界遺産登録5周年~もずふる古墳の祭典(1)

 

 

百舌鳥古市古墳群がユネスコ世界遺産に登録されて5周年の今年。あべのハルカスで、紙カフェも出店する2つの古墳イベントが開催されています。
今回の記事では、7月6日、7日の2DAYSイベント「みんなでもずふる5周年をお祝いしよう!」(以下、略称【みんふる】)に出店されている店舗さんに、それぞれの推し商品についてコメントをいただいてきましたので、ご紹介します。

 

■FLOUR/洋菓子

 

ご紹介のトップバッターは洋菓子のFLOURさん。南大阪に複数店舗を展開中ですが、その中には古市古墳群店まであるという古墳推しSHOPの鑑のようなお店。そして推し商品も半端ない商品です。お店のお隣にある墓山古墳の水濠から採取されたという古墳水濠酵母を使用したトルティヨンがおススメ! 何層にも重ねられたパイ生地がほど良いサクサク感があって人気だとか。

 

 

■宝泉菓子舗/古墳焼き

 

古墳ロケーションという意味でも負けてないのが、田出井山古墳(反正天皇陵)と大仙古墳(仁徳天皇陵)をつなぐ古墳ロードけやき通りに面した宝泉菓子舗さん。古墳焼きも有名ですが、店員さんの推しは、イベント限定発売のねりきりです。なんと古墳や埴輪がテーマですが、なんと一点一点全てデザインが違うという和菓子兵馬俑状態、超こだわりの逸品です。制作はつーる・ど・堺に何度も登場いただいた和菓子芸人・前田崇之さんですが、もはや和菓子変……じゃなくて、和菓子超人というべきでしょう!

 

 

 

■御菓子司吉乃屋藤井寺総本家/kofunふろんたらん・和菓子

 

 

藤井寺からは、古市古墳群に囲まれた御菓子司吉乃屋藤井寺総本家さん。今回の藤井寺歴史紀行と題されたラインナップからも郷土愛がひしひしと伝わってきます。店員さんの推しは、まず鮮やかさが目にもまぶしいふるーつ大福。中でも夏いちごは絶品とのこと。webサイトのアドレスにもなってるぐらいなので、どれだけ推しなのかがうかがえようというもの。そしてkofunふろらんたんは、見た目の可愛さも相まって人気の商品。古墳巡りは、和菓子屋さんの作っている洋菓子ということで、お客様に興味をもっていただいているとのことでした。

 

 

 

■はにわぷりん/ぷりん・焼き菓子・グッズ

 

そして、古墳界のニューウェーブといえば、通常の2倍の卵を使い保存料、化学添加物不使用の冷凍プリンという新しい概念で2018年爆誕のはにわぷりんさん! 堺市中区土師町のはにわぷりん工場をはじめ大阪各地に取扱店があり、そのかわいいはにわの容器を目にして心惹かれた人も少なくないことでしょう。カップの色とぷりんのフレーバーの組み合わせは無限大!? コンプリートをめざすマニア心をくすぐりますね。

 

 

■ハレマチフジイデラ/乳ボーロ・菓子類

 

異彩を放つ存在といえば、こちらのハレマチフジイデラさん。藤井寺や南河内を盛り上げることを目的に結成された一般社団法人です。企画運営しているプロジェクトには、様々な店舗や作家が参加しており、リレーション(関係性)が実体を持つという、いかにも現代的な存在ですね。そんなハレマチフジイデラの店員さん一押しはというと、紙カフェでも使っているというシロップ・フジコーラです。このフジコーラ、藤井寺にある道明寺に伝わるかの菅原道真公(天神さま)縁の道明寺粉と、地元名産のイチジクそしてスパイスなどを使用したもの。藤井寺の歴史がぎゅっと濃縮されています。かけてよし、水に割って飲んでよし、アルコールにも合うとのことです。

 

 

■つぼ市製茶本舗/ミルクで作る宇治抹茶ラテ

 

 

さてスイーツで口が甘くなったら何が欲しくなりますか? はい、それはお茶。ということで、紙カフェの超ご近所さんのつぼ市製茶本舗さんです。店員さん推しの逸品はまずは「古墳がらみではないのですが、定番の『利休の詩』です」とのこと。定番が一押しという所に老舗の風格がにじみ出ます。今日本邦におけるスイーツが百花繚乱なのも、400年の昔に千利休ら茶人が茶の湯を発展させ、当時の堺商人たちが琉球を通じて東南アジアのスパイスを日本に持ち込んだからこそ。
もうひとつおススメは宇治抹茶ラテ。なんと香料・保存料に加えて乳成分不使用で、アレルギーなどで食事に制限のある方には、嬉しい商品です。

 

■河内こんだハニワの里大蔵屋/古墳・埴輪グッズ

 

 

いよいよ、グッズ系のご紹介といきましょう。誉田御廟山古墳(こんだごびょうやまこふん/応神天皇陵)や誉田(こんだ)八幡宮のある河内こんだゾーンから、河内こんだハニワの里大蔵屋さんです。大蔵屋さんの店舗施設は古墳ギャラリーがあり、埴輪づくり体験もできるという、まさに古墳ファンの拠点(ベース)ですが、今回の出店での店員さん一押しのグッズはというと? くりっ墳埴っぷでした! 会社や学校で資料を渡す時に、さりげに古墳ファンをアピールできるステーショナリー。しかもこのパッケージの裏には古墳豆情報も掲載されています。ちょっとしたプレゼントに使用されば古墳仲間を増やすことになるかも!?

 

 

■株式会社レオビジュー/MISASAGIこふんアクセサリー

 

 

墳活(ふんかつ)もファッショナブルにやりたい。というあなたには、こちら株式会社レオビジューさんはどうでしょうか? カジュアルにスタイリッシュに、場合によってはフォーマルにも合わせられる古墳アクセサリー。店員さん一押しは、意外にも風鈴でした。なぜとの疑問はすぐに氷解。こちらの風鈴のデザインは、藤井寺にある城山古墳から出土した水鳥形埴輪の形をしているのです! 当然、同じみずどり埴輪デザインのネックレスやピアスもありますので、おでかけにはみずどり埴輪アクセサリーを装着し、おうちではみずどり埴輪風鈴で涼をを楽しめば、内も外も死角なし。藤井寺愛に満ちた完璧な古墳ライフをおくれるというものです。

 

 

 

■紙カフェ/もずふるサブレ・古墳グッズ

 

事前記事でしっかりご紹介させていただいた紙カフェですので詳細は割愛いたします。ただ現地についてみると、ステージに一番近いポジションに位置しておりました。なにか忖度的な政治力が働いたのではないか……なんてことはないわけです。なにせスペースは古墳ファンではちきれんばかり。どこも盛況の様子です。それを横目に、ちょっと9階の『古墳とハニワと星月夜』の様子も覗いてきました。

 

 

2階から9階ということで、ちょっぴり縦に距離がありますが、古墳ファンにはゼロに等しい距離。下の会場でお見受けしたお客様が、その足で上にも来られていました。時間帯によっても違うかもしれませんが、【星月夜】は少し落ち着いた印象です。

 

 

店員さんにお聞きしたちころ、事前情報にもあった通り、やはり人気は古墳キーホルダー。天下を取る勢いで売れていますね。

 

 

そして、こちらはTさんが講師を務めるアロマストーンのワークショップです。【星月夜】の出店は9日までですが、ワークショップは6日と7日のみですので、受講されたい方は忘れずに7日にGO! ですよ。

 

次回記事(2)では、初日のステージ様子をレポートします。見所は、人気爆発な上に古墳知識も半端ない笑い飯、ちびっこ大盛り上がりの古墳音頭、そして心に沁みる松永友美の古墳トークです!

 

第二回第三回へ続く)

 

 

 

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