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まちあるき No.049

楽しいパンのおさるのパン屋

とびばこパンが人気! 『Pain de Singe パンド サンジュ』

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おさるがパンを持ってはしゃいでいる、ちょっと変わったロゴマークが目をひくパン屋があります。その名も『Pain de Singe パンド サンジュ』(おさるのパン屋)。津久野の幹線通り沿いにあるできたてほやほやのパン屋さんです。
明るい雰囲気にひかれてちょっと覗いてみました。

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■一枚板のテーブルとオープンキッチンがお出迎え
入って直ぐに目を惹くのが、パン屋では珍しいオープンキッチン。
そしてキッチンとエントランスの間にある大きな一枚テーブルです。一枚テーブルのこちら側には色とりどりのパンが並び、キッチン側はそのまま作業スペースになっています。

オープンキッチンと一枚テーブルにしたのは店長の門田 充さんのねらいがありました。
「全てオープンにすればお客様にパンを作っている様子を見てもらえます」
お客様に見られている以上、職人もいい加減な事はできません。オープン主義は、安心で安全なパンを作っていますという自信の表れ。
見られる緊張感は、パンド サンジュの製造スタッフの腕前を向上させています。
「普通のキッチンでパンを作るより倍ぐらいのスピードで技術があがっているんじゃないでしょうか?」

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▲テーブルの手前のスペースはトレーが置けるようになっています。赤ちゃん連れのお客様に対する配慮からです。 ▲キッチンからの風景。展示スペースと作業スペースはそれぞれ800mmずつが取られています。

プロの技を直接見ることが出来るのは、お客様にとっても楽しいエンターテイメントです。
「お子様を抱いて『パンを作ってるよー』と見せる方も少なくないんです」
門田さんはお客様とのコミュニケーションを大切にするというコンセプトを実現するため、このスタイルにたどり着きました。

「パンはコミュニケーションツールというより、コミュニケーションそのものじゃないかと思うんです」
朝に門田さんが粉をこねて焼いたパンを、その日のうちに直接お客様に手渡しで売ることが出来る。しかも、百円からせいぜい数百円程度の値段で人を選ばないから、老若男女、誰もが求めて買うことが出来るのがパンです。
「テーブルの幅は、パンをじっくり選びたい人には人の視線が気にならない距離、会話を楽しみたい人には話しやすい距離を保てるよう計算してあるんです」
実はキッチンスペースは一段低くなっており、お客様を見下ろさずに、丁度目線が合うようになっています。さりげない門田さんの心遣いは、店の隅々にまで行き渡っています。


■楽しいパンか楽しくないパンか
テーブルを彩っているパンに目移りしてしまいます。
パンのラインナップは最盛期には170種類もあったとか。現在は数を絞ったもののそれでも100種類を超えます。

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▲人気第二位は『クロワッサン』 ▲人気第三位のライ麦パン『メランジェ』
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▲新商品の『アップルクラウン』。お持たせにもどうぞ。 ▲試食できるパンが多いのも嬉しいですね。

数多いパンの中で一番人気は『とびばこパン』。
「『とびばこパン』に全てが集約しているんです」
門田さんは、どんなものでも作れるパンですが、「誰もが知っているもの」をデザインした『とびばこパン』はすぐれたデザインだと胸を張ります。
「とびばこの形はパンを焼く時の火通りもいいんですよ」

新しいパンを開発する基準も、『パンド サンジュ』は独特。
「美味しいのは当然で、その上で楽しいパンかどうかで採用を決めているんです」

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▲一番人気の『とびばこパン』。子どもの多いご家庭だと、持って帰って好きな数字の取りあいになります。


■地域に自然にあるパン屋として
駅近ではなく便利とは言えないこの立地に、新規店舗を開店したのは、門田さんの出身が津久野で、実家もすぐ近くだったことが縁でした。
パン作りの修行を終えて、門田さんは故郷をゆっくりと歩きました。久しぶりの故郷はすっかり景色も変わっていました。
「新しい集合住宅も増え、ちょうど僕と同い年ぐらいのパンに馴染みのある世代も増えていたので、受け入れられるだろうと思いました」
そして、実家の両親の事、自分の小さな子どもの事を考えたのだそうです。

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▲『パンド サンジュ』のある津久野はだんじりが盛んな地域。だんじりパンを作って青年団に差し入れをすると大受け。期間限定発売でしたが、未だに「売ってないの?」と聞かれます。

「街に融け込んだパン屋になりたい」
パン屋を通じて世間の人々と関わり合う自分でありたい。
「隣の医院で注射されて泣きべそをかいている子どもが、百円玉を何枚か握りしめてやってくるんです。頑張ったなって頭を撫でたりしてね」

『パンド サンジュ』は、門田さんにとって理想の形だったのです。
「街の人達が少し幸せな気分になって、少し笑顔になってくれればいいな」
門田さんは、そう考えています。

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▲門田さんは、二人のお子さんがいるパパ。お店では学校帰りのお子さんが宿題をしていたり。お店を通じて自然に生きたいというライフスタイルが実現しています。

Pain de Singe パンド サンジュ 
大阪府堺市西区津久野町1−8−15
TEL:072-320-7257

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