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まちあるき No.014

鯨山車 追跡レポート2[住吉大社編]

出島を出発した鯨山車は一路住吉大社へ

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鯨山車を追って、堺出島漁港から国道旧26号線を電チャリで北上すること30分。住吉大社の手前にある住吉公園に到着しました。

「堺」印の電チャリは、堺市内を走っていても視線を浴びまくりで気恥ずかしいのですが、この日は堺の伝統行事「鯨まつり」の復活日。堂々とアピールしないとね。

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この参道を行けば間もなく住吉大社。

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鯨山車はすでに住吉大社の鳥居前に到着していました。午前11時10分。

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尻尾を差し込んでいます。住吉大社の前を行き交う阪堺電車もびっくりしているような・・・。

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目玉の上に差さっているのは、さきほど堺出島漁港で神事を司った船待神社(堺市堺区西湊町1-2-18)のお札。

「胴体は新しく作り直したけど、目玉は57年前に使っていたものらしいよ。」真偽のほどは確かめておりませんが、観客の中からそんな声が聞こえてきます。

※昭和29年当時の祭りの山車に使われた「鯨の目」と「大鯨と書かれた旗」などが、昨年、堺市出島漁業協同組合(堺区出島西町)の事務所から見つかり、「鯨の目」は新しい山車に取り付けられた。(以上7月27日確認・追記)

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宮司さんの視線の先には鯨山車が。観客はもちろんですが、宮司さんたちもソワソワワクワクしているよう。

鯨山車の由来を宮司さんが説明されていましたので、ちゃっかり横で拝聴。
堺の漁師たちは、住吉や堺の海にやってくる鯨を、海の幸をもたらす海の神様として崇めていました。そこで豊漁を願う漁師たちは、本物の鯨の代わりに鯨山車を作り、住吉大社に奉納するようになったのだとか。ちなみに"えびす"は日本古来の漁業の神様ですが、鯨も神格化して"えびす"と呼ぶそうです。

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反橋(通称太鼓橋)のてっぺんから見た風景。昔はこの鳥居の向うが浜でした。「あれ?海から鯨がお参りにやってきた??」昔と今が混ざり合ったような不思議な感覚に陥った瞬間。

奉納の準備が整ったようです。いよいよ本宮に向けて出発します。

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お尻をぐいっと持ち上げて・・・そう、反橋を渡っています。でも思うように進みません。我々観客の手にも力が入ります。「がんばれー」という声援が上がります。もうダメかな、今回はパスかな、と思っていたところ・・・

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反橋のカーブをなんとか上がりきりました。観客から、おおーというどよめきと、拍手が送られます。鯨さんの目が心なしかつり上がってみえます。相当体力を使った様子。

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難所は反橋だけではありませんでした!階段を上がった先にある鳥居。「ひれ、当たるー!!」そのとき鈍い音がしたようなしなかったような。

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最後の難所です。

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無事通過できました!!

第四本宮、第三本宮、第二本宮にごあいさつをし、ついに第一本宮に到着。

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第一本宮で神事が執り行われます。神妙な面持ちの鯨山車の横で華麗な鯨踊りの奉納が行われ、この日のお祭りは終了しました。

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鯨まつりの間、我々観客の中からは「ええもん見させてもらったわぁ」「鯨山車もスゴイし住吉っさんもスゴイわぁ」「反橋を渡ってる姿は鯨というより鯖折りやな」「シーシェパ・・ごにょごにょ・・も呼んだらどうか」などなどハイテンションな発言が出まくり。ユーモラスな鯨山車の姿に、見守る人たちの目が温かく緩んでいたのが印象的でした。

8月1日の神輿渡御祭(みこしとぎょさい)まで、鯨山車は住吉大社に祭られているそうです。

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神輿渡御祭

住吉祭りの最終日である8月1日、住吉大社から堺市の宿院頓宮へと、船型の山車に神輿を乗せて、子供たちによって引かれて行きます。

途中、大和川の中を神輿を担ぎじゃぶじゃぶと渡る勇壮な「お渡り」も行われます。(平成17年、45年振りに徒歩によるお渡りが復活しました。)なお、今年2011年は鯨山車復活に伴い、鯨山車も神輿の列に加わり、「お渡り」もします。

宿院に神輿が到着すると祭典が行なわれ、荒和大祓神事 (あらにごのおおはらいしんじ) が行なわれます。

日程:平成23年8月1日(月) 
   14時30分・・・行列出発 / 住吉大社(正面鳥居前)
   16時55分・・・神輿受渡式・お渡り / 大和川河中(増水時は橋上)
           ※大阪側、堺側で1回ずつ火縄銃発砲
   18時25分・・・山之口商店街通り抜け
   19時40分・・・頓宮祭 / 宿院頓宮
   20時・・・・・・・荒和大祓神事(あらにごのおおはらいしんじ) / 飯匙堀(いいがいぼり)

※時間は予定時間のため、交通事情等で前後することがあります。
※神輿受渡式・お渡りは、阪堺線「大和川駅」下車すぐ西側の河中で行われます。 

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