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まちあるき No.010

英国紅茶にサクラを添えて

華やぐ季節に華やかな和風カフェ登場!

堺は北旅籠町にある和風カフェ「長屋ギャラリー・茶店 ろおじ」で、素敵な時間を過ごしてきました。

大阪市内で紅茶教室を開かれている、アトリエ希果Tea Lifeコーディネーター納多寿惠子先生の淹れる、英国式紅茶が楽しめる「英国式紅茶 Ⅱ」が、4月9日(土)・10日(日)に開催されました。

主催者のおひとり、販売されている手作り小物担当の浦ゆう子さんとは偶然の出会いでお近づきになることができ、今回ご案内を頂いたのでさっそくお邪魔させてもらうことに。

「英国式」というのでさぞや堅苦しいお作法が必要なのかと身構えつつ...ろおじに向かうと、可愛いエプロンに身を包んだ美しい女性たちがお出迎え。

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「いらっしゃいませ~。」
左から、浦ゆう子さん・納多寿惠子先生・平川めぐみさん・土田加奈さん。


春の優しい光に照らされ、ほんのり暖かい店内。
可愛らしくコーディネートされたテーブルには、ところどころに桜模様が。

「今回のテーマは桜なんです。和風カフェだし、まさに桜満開の季節ですしね。」と浦さん。

メニューは日本で栽培された和紅茶二種から選ぶことができ、これをお菓子とともにいただきます。(セットで¥700)
お菓子はすべて平川めぐみさんの手作りで、やはり桜をイメージしたもの。


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桜紅茶のクッキー・桜の塩漬け入りスノーボール・抹茶とホワイトチョコのマーブルケーキ。
ひとつひとつ、とても丁寧に作られていて本格的なお味。
ふうわりと桜の香りが口に広がり、春を口に含ませたような幸せ気分。

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そして、淹れて頂いた紅茶は「鹿の屋」。
紅茶、なのにしっかり日本の味がします。これは味わった本人にしか分からないだろうなあ。繊細なのにか細いところはなく、むしろどっしり落ち着いたお母さんのようなお味。しかも上品。例えるなら、三人の息子から「かあさま」と呼ばれ、大正時代の中流家庭を切り盛りしている奥さまといった風情。

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「英国式、と書いてはいますが、自由に楽しんでいただければと思っています。」とは アトリエ希果、納多先生。

「英国紅茶はなんといってもアフタヌーンティーが有名ですね。英国でのアッパークラス(貴族階級)ではテーブルセッティングの作法、しきたりも各家柄により違いがあります。階級が細かく分かれていて、立ち居振る舞いを見れば、その階級が分かる。ああ、この人はこの階級だなと、今後のお付き合いの基準にもなる。シビアな世界なんですね。」

じゃあ、基本的な作法を身に付けば、アッパークラスの方々を前にしても恥かしくないのでしょうか...?

「貴族の作法は門外不出。親から子へ継がせる大事なものです。ですから、私が提供できることは本当に基本中の基本、最低限のマナーです。その先はやはり、その家の人間にならないと分からないんですよ。」

う~ん、徹底してるんですね~。

「とはいえ、紅茶の文化ももとは日本の茶道から。千利休よりずっと以前の煎茶道の先人達が、日本に来たヨーロッパ人に豊かな茶文化を伝えました。
もちろん食も。向こうでは手づかみの時代に日本人はお箸にお膳。姿勢正しく美しい食べ方をしていましたから、ずいぶんなカルチャーショックだったと思いますよ。」

確か、熱いものを飲む文化もなかったので、紅茶はティーソーサーに移して飲んでいた時代もあったんですよね?

「そうです。日本の豊かな文化は一気にヨーロッパに広がり、英国貴族はこぞって日本の工芸品や美術品を集めました。貴族の建てたお城の一室には必ずと言っていいほどジャパニーズルームが設けられ、当時の貴重な美術品が大量に流れていきました。」

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「英国のアフタヌーンティーも、日本の茶道もフォーマルな世界。食器やお花などのテーブルセッティングは日本で言うところの"設え(しつらえ)"です。季節感を出し、招いたお客様をいかに楽しませることができるか。それと、いかに楽しい時間を過ごせるか、ですね。招かれた側も、楽しい会話で場を和ませる努力が必要。設えは、その会話のきっかけになるツールづくりでもあるんです。」

確かに、茶道では掛け軸に書かれた(描かれた)ものがテーマになるし、それについて語ることで会話になる。

「私は教えるというスタンスではなく、自分の知識を"伝える"ひとになりたいんです。知ると、楽しさに繋がる。その人の中で楽しんでくれればという想いで、教室を続けています。」

そんな納多先生のもとに、生徒として集まった彼女たち。定期的に、今回のような手作りカフェをオープン。
女性スタッフならではの柔らかな空気の中、ゆったりと、異国の文化、日本の文化に触れ合えます。

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左側・お菓子担当、平川めぐみさんと右側・広報担当、土田加奈さん。
可愛い彼女たち、普段は大阪市内でOLをしているんですって。



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「ろおじ」おなじみの和箪笥の上には浦さん手作りの可愛い小物たちが。着物の端切れで作ったブローチ、英国柄のティーポットカバーなど。和箪笥もなんだか嬉しそうな恥ずかしそうな...。

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当日は東北関東大震災の義援金として、蝶々のカードと土田さん作のポートレイトを販売。

写真左の浦ゆう子さんは堺出身。
5月より、毎月第2日曜日に手作り小物と紅茶のカフェ「町屋紅茶 fil(フィル)」がオープン決定!
明るくて楽しい浦さん。どんなお店になるか楽しみです!
「頑張って着物で営業できたらな~って思います。できればですけど(笑)」
営業予定日:5月8日・6月12日・7月10日・9月11日・10月9日・11月13日・12月11日
営業時間:11:00~18:00(L.O.17:00)
詳細、お問い合わせはブログにて。

春爛漫、お洒落な和風カフェでいただくく和紅茶で、春を思い切り味わうことができました。
女に生まれてよかったなあ~と、満足したお腹をさすりながら、お店を後にしたのでした...。



町屋紅茶 fil(フィル)
堺市堺区北旅籠町1-2-18
営業日:毎月第2日曜日
営業予定日:5月8日・6月12日・7月10日・9月11日・10月9日・11月13日・12月11日
営業時間:11:00~18:00(L.O.17:00)
詳細、お問い合わせはこちら

長屋ギャラリー・茶店 ろおじ
堺市堺区北旅籠町1-2-18
営業時間:11時~18時 金・土・日・月曜日のみの営業。
お問い合わせ:072-227-8663



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