第29回日本乳癌画像研究会

当番世話人挨拶

第29回日本乳癌画像研究会 
当番世話人 位藤 俊一 
【りんくう総合医療センター外科】
【福岡大学医学部外科学講座 
呼吸器・乳腺内分泌・小児外科】

ご挨拶

 この度、第29 回日本乳癌画像研究会の当番世話人を務めさせていただきますことを大変光栄に思いますとともに感謝申し上げます。
 今回は「未来を拓く乳癌画像診断」をテーマに掲げました。よりよい乳癌診療を構築するための様々な診断モダリティの基礎的な活用法から最新の診断技術までを第一線でご活躍の先生方とともに議論できる場を提供できるよう実行委員、プログラム委員で検討いたしました。
 教育的なセミナーといたしまして、これからを期待される初学者から中、上級者に至るまでの参加者を対象に明日からの診療に役立てる内容を第一線でご活躍の先生方にご講演いただきます。
 セミナー1では乳癌画像基礎講座、セミナー2 では乳癌画像と病理、セミナー3 では石灰化病変の基礎と応用を内容として取り上げました。シンポジウムは3 件で構成し、1ではトモシンセシスをどう読み解くか、2では乳房MRI と病理像、3 では検診カテゴリーと診断カテゴリーに基づく乳がん検診精検報告書作成マニュアル、4ではAI による乳癌画像診断を現状の最新情報とともにご講演頂く予定です。パネルディスカッションに関しましては、各種画像による乳癌広がり診断最前線、乳癌の再発予測と画像所見の対比(多重遺伝子解析を含めて)および造影超音波の現状と今後の展開、という興味深い内容の3 件で構成いたしました。
 また、症例を様々な角度からエキスパートの先生方がクイズ症例・クロストークとして初日2日目と同様の症例を異なる切り口で検討し解説いただくセッションを設けました。主題セッションだけでなく一般演題(口演)ならびにポスターセッションとも指定演者の先生方をはじめ多数の先生方のご協力で充実した内容を議論できる研究会とさせていただきました。
 この場をお借りしまして、ご協力いただきました先生方ならびに関係の皆様に心より感謝申し上げます。本研究会における徹底的な議論が日常診療の推進力となりますとともに、今後の乳癌診療のさらなる発展につながり乳癌診療の未来を拓くと確信しております。
 是非、多くの先生方にご参加いただき活発な討論を繰り広げ、また全員懇親会にも多数ご参加していただき、大阪を楽しんでいただければ幸いでございます。
皆様のご参加を大阪でお待ちいたしております。

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