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雑記帖 No.036

自由な祭りが笑顔であふれた

『ハーベストの丘』 フリーフェスティバルレポート

5月の陽光が、事前の悪天候予報を吹き飛ばして降り注いだハーベストの丘。「南大阪最大規模のイベント」と銘打って開催された「フリーフェスティバル」の様子をレポートします。

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▲事前の天気予報は両日とも雨でしたが、一日目は快晴でした。

■ハーベストの丘に集合!
「旅先でしか出会えないような世界観の集いを南大阪で」。そんなテーマのもと、ハーベストの丘に集まったブースの数は約150店舗。
開園前のゲートには家族連れを中心に人々が列をなしていました。オープンと同時に出店エリアである二つの広場は盛況になりました。いくつかのお店を覗いてみましょう。

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▲泉北高速鉄道「泉ヶ丘」駅からバスで20分ほど。広大な敷地の『ハーベストの丘』。 ▲朝早くからたくさんの人が開園を待ちます。

会場で目をひくのは様々な雑貨が賑やかな雑貨屋さん。雑貨屋さんと一口でいっても、小物やアクセサリーなど得意分野は様々。これだけ沢山の雑貨屋さんが集まると、溢れるほどの個性の違いが感じられます。

男性二人で切り盛りされていた『zakka屋door』さんは松原市のお店。ナチュラルカントリーでお客様は主婦層が多いとか。

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▲まるでログハウス? ディスプレイもおうちで雑貨を飾る時の参考になります。 ▲人気の売れ筋商品はこちらの人形たち。

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▲つーる・ど・堺でお馴染み。ペーパーフリマを共同開催させていただいているハンドメイドアクセサリーの『choko.のアトリエ』さんと倉敷意匠専門店『ORCA』さんは共同出店。

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▲我らが『紙cafe』も参戦! かんかんでりの日差しに翌日はテントを用意しました。 ▲パイプロイドは注目の的! 紙のパイプをハサミで切るだけでロボットが完成します。

以前は大阪狭山市で看板犬のいる店舗を営業していたフェアトレードの雑貨屋『manananino』さん。現在はイベントを中心に活動しています。海外の製品以外にも福祉作業所の製品なども置いています。

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▲「竹布(たけふ)」で作ったマスクは抗菌作用があるだけでなく蒸れにくいので肌の弱い人も安心して使えます。 ▲消臭嚢のついたわんこポーチ。犬のお散歩もおしゃれで清潔に。

雑貨販売に加えてワークショップをするブースも目立ちました。子供がワークショップを楽しんでいる間に、大人がブース巡りなんてパターンも多かったようですよ。

手作りせっけんの『キッチンの魔法使い』さん。キッチンにある身近なもので、ナチュラルで体に優しいせっけんを作っています。今日は多くの人が子供の頃一度は遊んだ記憶がある『スライム』作りのワークショップ!

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▲魔法の水で作った「スライム」はこんなにも伸びます。

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▲ハーブ入りのナチュラル石鹸。保湿・美肌にぜひ。 ▲石鹸教室を北花田や光明池でも開催しています。スタッフの塩見さん。

堺市黒土町にあるロコモコ&アクセサリーカフェの『MINMI』さんでは、閉場営業でもワークショップを受け付けています。
 
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▲お母さんがお店巡りをしている間にプレゼントのピアスを作っている小学生の女の子。

スイーツデコのワークショップを開いていた『shop martha』さん。アメリカンレトロな雑貨販売で、毎週のようにイベント出店しているとか。
 
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▲出店だけでなく和泉市の「いずみスタイル」というグループでキッズフェスタを例年開催。前回はエコをテーマにした子供向けのワークショップを開催しました。 ▲男の子向けのミニカーなども。ちびっこだけでなく大人の男の子も喜びそうです。

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▲革製品の『BENIYA』さんは、『shop martha』さんと一緒に出店。岸和田の『Cafe Cotteslos JURICOT』さんで委託販売されています。

広い会場内をウロウロしていると当然お腹がすいてきます。美味しそうな香に誘われてフード系のブースを覗いてみましょう。

最近は無農薬有機栽培の原料にこだわったお店も増えてきましたが、その究極形? 自らの手で小麦や野菜を育てているというパン屋、富田林の『pinponpan工房』さん。

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▲「子供の頃から自宅で育てた野菜を食べ、その美味しさを知って欲しいから」とお店をはじめました。

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地元で育ったオーナーが故郷に帰ってきて、イタリアンレストランをオープンしました。深井に出来た『トラットリア エル・エス・シー』さん。
 
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▲堺の丘にイタリアの風が吹く!? スープパスタが野外でいただけるとは! ▲オーナーの伊藤さんは、南大阪の若手のビジネスパーソンのグループ『BYO』を主催し、地元を盛り上げようと活動中です。

地中海沿岸のチュニジア産オリーブオイルを直輸入している『ウィルノードジャパン』。『トラットリア エル・エス・シー』さんなどのお店で購入できます。
 
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▲スペインやイタリアのオリーブオイルもチュニジア産が多いとか。アフリカの大地で育った無農薬のオリーブオイルはアメリカ、フランス、日本の三カ国で認可をとったオーガニック商品です。 ▲オリーブの木で作ったお皿やまな板などキッチン用品。これもチュニジアで手作りされています。アフリカの大地のぬくもりが伝わってきそうです。


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▲大仙中町で営業されているトンコツ専門店。この日は流行りの汁なし麺『焦がしネギ油ソバ』を販売。濃い味の麺とさわやかな生野菜のコントラストが楽しめました。

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▲堺駅近辺でもよくお見かけする移動店舗のドーナツ店『フロレスタ・カーロ』さん。自然派のドーナツは種類も多く、つい何種類も注文してしまいます。

美味しいグルメを楽しんだ後はコーヒーを一杯。深井駅前の『ふかい珈琲』さん。厳選されたスペシャルティコーヒーのお店です。

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▲スペシャルティコーヒーはコーヒー全体の中でわずか数%程度しかない特別なコーヒー。最高級グレード、自家焙煎のコーヒーのお味は? ▲『choko.のアトリエ』さんの感想は、 「深い味がします。甘くてコクがあって優しい味がして、豆の味が感じられます!」


他にも本格フレンチやピッツァ、スィーツも。買い食いしていると、お腹いっぱいになりそうです。
いい頃合いに芝生広場ではパフォーマンスがはじまりました。芝生に腰掛けてステージを注目してみましょうか。

●sadaジャズカルテット
『sadaジャズカルテット』による本格的なジャズライブ。音楽が青空に広がり吸い込まれていくようです。

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▲全7曲のライブ。お客様は、強い日差しをさけ木陰で耳を傾けていました。
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▲ラスト2曲はゲストヴォーカリストのiyco(アイコ)さんが参加。愛する人、大切な家族とのつながりを感じながら『フライミートゥーザムーン』を歌います。

●DJ
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▲ライブとライブの間はDJブースに早変わり。

●サカエル
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▲会場には、堺区のゆるキャラ『サカエル』が登場。行く先々で子供にも大人にも囲まれ大人気です!

フリーフェスティバルのブースの中には作家さん自らが出店しているブースも数多くあります。クリエイター本人から作品について話をきけるのも嬉しいですね。

ビビッドなデザインが目を惹いた『包LEATHER』さん。ご夫婦揃って作家さんで、北野田に工房&ショップを構えています。子供向けと合わせて10種類のデザインからカラーオーダーを承っています。

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▲魔女っぽいものや、ドット柄。色の組み合わせで個性が演出できますね。 ▲京都で腕を磨いた月森さん。手狭になったので、故郷に近い北野田へ工房を構えました。

奈良の陶芸家・千巴弥(ちはや)さんの『こめがま』。「ドット柄が好きみたいで」と、見るだけでほっこりできそうな器の数々。

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▲京都や奈良のイベントでもよく出店されています。委託販売も。 ▲アクセサリーも陶芸による作品です。

神戸で工房を構える『bagbus』さん。イベントやネットで作品を販売されています。偶然、堺の雑貨ブランド『dounatu』の森本さんが来店されていました。イベントでご一緒される事が多いそうで、同業者の森本さんも一目置いておられるよう。

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▲人気のコインケース。様々な革と色の組み合わせで、まったく同じ物は二つとありません。

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▲バッグ類が一番のウリ。「お天気を用心して大きいのは持ってきてませんよ」

二日にわたるフリーフェスティバルは、二日目の午後からは雨に見舞われたものの大盛況。ウワサでは、フリーフェスティバルの第2弾も企画されているというのですが、一体どうなのでしょうか? はたして、その真相は......?


■インパクトと笑顔
フリーフェスティバルは、その名に相応しく自由な雰囲気と祝祭感のただようイベントという印象がありました。その評価はいかなるものか、イベント終了から数日後、主催者である『ajukaju』の松本達洋さんに尋ねました。

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▲一日で日焼けした松本さん。「予定していたフラフープの輪投げができなくて残念!」。ブースが一杯で空きスペースがなくなってしまったそうです。

「終わったばかりで、反省することしきりです」
当日は炎天下を忙しく走り回っていた松本さんは、日焼けですっかり真っ赤になっていました。これほどまでに大きなイベントを催すのは初めてでしたが、手応えは掴んだようです。
「トラブル無くやれて、経験をつめたのが良かったです。二日目に雨だったのも、雨の経験が出来たと捉えています」
第1回で想定していた目標は達したということでしょうか?
「初回はインパクトを目的にしていました。お客様へのインパクトは出せたと思います」
ネットでも出店される方をはじめ多くの方が「フリーフェスティバル」を話題にしていました。マーケティングは成功でしょう。
そして何よりも手応えを感じたのはお客様の笑顔でした。
「さっきサカエルが写っているビデオを見てたんです。するとお客様の笑顔が多くて。かかわる人みんなが笑顔なのが何よりです」

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▲炎天下でも笑顔を絶やさないサカエル。 ▲スィーツと紅茶のお店、堺東の『ル・カフェ・ドスール』さん。2人組の売り子さんがカワイイ! との噂に誘われて来てみたら、あれ、3人?


■旅先の思い出を
イベントのコンセプトである「旅先でしか出会えない世界観」とは非日常の体験のこと。
「お客様がフリーフェスティバルに参加することで、ちょっとした旅に出たよ、行ったよ、という非日常を演出できたんじゃないでしょうか」
非日常感がうまくでたのは、人が人を呼びうまく噛み合ったからいい味が出たのではないか?そんな風に松本さんは分析します。
「色んなショップが集まって、そのお陰で予定調和じゃない面白さが出たんです」
今後も、「旅先の非日常」というコンセプトは貫きながらも、ガチガチにしばるのではなく敷居の低い皆のやりやすさを重視しようと考えています。

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▲たくさんのお客様に参加していただいたフェスティバルでした!

今回のフリーフェスティバルは、昨年の同時期と比べると約2倍のお客様がハーベストの丘を訪れました。お客様の好評を博したこともあり、秋には第2回のフリーフェスティバルの開催も決定したのです。
「最初の2回はインパクト重視で、第3回でかっちりやれたらと思っていましたが予想以上の評価をいただきました」
がんばればちゃんと人は見てくれるもの......、そう松本さんは思ったそうです。

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▲オープンしてまだ1ヶ月もたっていないという和泉市の『notti』さん。新しい力が南大阪を元気にします! ▲夕方には『sadaジャズカルテット』が再登場!

松本さんは、他の地方でも地域の再生や町おこしを考えている人にぜひ来て欲しいそうです。
「私たちのフリーフェスティバルが、他の地域のモデルケースになって欲しいと思っています。何もない所からイベントを作り上げていくモデルケースに。投資しなくても、人が集まればなんとかなるんです」
余所の地方でもポテンシャルのある所はいくらでもあるはずです。

「地元からもりあがって欲しい」と、大きな夢の第一歩を踏み出したフリーフェスティバル。南大阪全体を元気づけるイベントとして、更には地方再生のモデルケースとして、これからも目が離せないイベントになりそうです。

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▲『ハーベストの丘』常設のアミューズメントも盛り沢山。ブースが忙しかった売り子さんの中には「今度遊びに来ようかな~」

2階建ての雑貨屋さん AJUKAJU
堺市中区福田484-47
072-220-637
営業時間:10:00~19:00
定休日:毎週金曜日・第3土曜日(不定休有)
web:
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